大島―伯方島―大三島―因島―向島―尾道


早起きして朝食の前に亀老山ヒルクライム。300mの標高を5km弱で登る。結構勾配きつい。参考↓
http://www.youtube.com/watch?v=qBF00IN-X64#t=3m07s



宿で朝食を食べ島をひとつずつ巡っていく。本州四国連絡橋の自転車レーンは島ごとに下りないといけないシステムなので大島の端まで走って橋に乗り、伯方島へわたって橋を降り、また島の反対側へ走る。



大三島で海沿いに廃校となった小学校を発見する。瓦屋根と深い軒がすっごいカッコイイ。グラウンドと堤防を挟んですぐ海というロケーションもすごい。
グラウンドには伊東さんのフォリーが建築中だった。



そのまま走って島の反対側に回ると伊東豊雄ミュージアムを発見。ほぼ完成していて工事はお休みだったので近寄って見て回る。引っ越してきたシルバーハットはものすごいオーシャンビューで、瀬戸内海を船が横切るのを見て過ごしながら遊牧生活の終着点での余生を楽しんでいるように見える。そう思いながら建物を擬人化してしまいたくなる訳について考える。おそらくひとつは本当に動いていること、そしてもうひとつは形態としてのキャラが強いことなのだろうが、決定的なのはどこにいても成立するデザインだからなのだろうな、と思う。


さらに隣の因島に渡る。ところどころにある果物の販売所、瀬戸内海の島々ではみかんの種類が非常に豊富。全部みかんの仲間 http://t.co/UCjpv7B
つづく生口島平山郁夫美術館に寄る。特筆することのない大きな瓦屋根の建築だが、島の背丈にはあっているとても気持ちのいい建築。来島海峡大橋の大きな絵に出会う。平山さんが亀老山展望台で描かれたもの。この絵と同じ道を辿ってここまで来たのだと思う。こういうめぐり合わせはとても感慨深い。




最後の向島に渡るとだいぶ島っぽさがなくなる。実際にしまなみ海道の終わりはフェリーでほとんど川をひとつ渡るようにして終わったから、ほとんど本州の感覚なのだろう。フェリーを自転車に積んで、200mくらい先の対岸に渡るともうそこは尾道だった。
最後はものすごいヒルクライムをして山の上のホテルに到着。