不条理な愛への思い

最近になって思うのは僕は実に歳をとったなということで、友達がどんどん結婚式を挙げるのも納得がいくぐらい周りには若い人しかいなくて同期はみんながみんな働いているという状況を痛切に花見の席で感じる。それと同時に僕はどんどんおっさんとして扱われるようになって、そろそろセクハラで訴えられるようになるんじゃないかと感じることも多くなり、素敵な出会いもめっきり少なくなって僕は結構売れ残りつつあるのかもと再認識してみたりするけど、新しく隣の研究室に入ってきた女の子に結構カワイイ子がいて、でもその子との歳の差に改めて愕然としたりしない強靱な横暴さでもってやはりここは対抗したいと思うところ、まあ建築なんて35までは下積みでもいいじゃないかと僕は思っているし、きっとその頃には若くて気が利いて服を大量に買い込むくらいしか欠点のない女の子と一緒になるに違いないと思うのだが、その割に今すぐ純愛を求めたがる自分がいて、今身の回りは結構クリーンになってしまっていたりする。