2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2005年BEST

今振り返ってみたけど今年は半端なく見てるね。映画館にはあまり行ってないけどものすごい量を借りて見てる。全部レビューしてるワケじゃないからこれはちょっと恐ろしいなってくらい見てた。暇だったのだな。。。衝撃的だったのをいくつかあげると パッチギ…

2005年BEST

脳内現象/茂木健一郎 これは僕の価値観を完全に覆す一冊だった。自分のシステムとの客観的な対話。 http://d.hatena.ne.jp/crz_joe/20050212 今年は図書館のおかげで、思えばかなり集中していろいろな人の本を読んだ気がする。 大崎善生、島本理生、吉田修一…

2005年BEST ALBUM

WE ARE LITTLE BARRIE / LITTLE BARRIE 今年はこれしかなかった。古さを新しさに変えてしまうこと。ある種の枠組みに対するアプローチ。僕らが学ぶべき姿勢。

2005年BEST LIVE

一応年末気分を出すために毎年やってます。勝手に。 今年のBEST LIVEはThe Faintじゃなかったかな。FranzもKasabianより古い老舗の踊れるロック。VJもついてものすごくエレクトロっぽい雰囲気だけどロックバンドみたいなまだ見ぬ雰囲気に圧倒されました。 ht…

カウントダウンジャパン/BENNIE K,奥田民生,東京スカパラダイスオーケストラ他

朝まで忘年会でもなんとか駆けつける。 オレンジレンジとかひとりデブが暑苦しいGOING UNDER GROUNDとか最初あまり盛り上がりにかけたけど、全然知らないBENNIE Kあたりからかなり盛り上がりはじめる。やっぱり体が欲しているのは横ノリ。 で奥田民生。 「一…

家に記憶はあるか?/保坂和志(昭和住宅メモリー)

(以下引用) 家でも会社でも、あるいは映画館でも居酒屋でも、私たちはそれぞれの空間に見合った所作をしている。私たちはその所作を「自分の意志でやっている」と思っているけれど、「自分の意志」より前に空間があって、空間によって意志することの大枠が決…

円環

東京の夜景を一通り見て回れる700円のテーマパーク首都高速道路に飛び乗ってメビウスの輪を回るようにさっき通った道を次は反対向きにと、ただぐるぐると回るクリスマスイブの夜。 目的を持たないとこれほど面白い街もそうないと僕は思った。お台場の出口で…

鼻からにんにくの匂い

精神的な安堵と落胆が相まって突然襲われた発熱のすごさに耐えられず近くの診療所に実地調査も兼ねて駆け込む。 言ってみるとわざわざ探し当てたような場末の診療所で、ドアを開けても他に患者がおらず余った診察室では犬がすやすやと気持ちよさそうに眠って…

スピログラフ/鈴木清剛

毎回一癖あって魅力的な女の子が出てくるのが鈴木清剛の最大にしてたかだかそれだけの魅力。 「でも私は思ったわけ。毎日、同じことの繰り返しばかりでつまんない、って言う人がときどきいるけど、本当は世の中のほとんどの人が繰り返し、繰り返されるものが…

コンペ結果

結局YMTさんが勝って連線連敗。 工場長は本当に見事な策略家。 見習うところが多い。 そしてうちのボスは建築家としてはまれに見るいい人間だと僕は思う。

20世紀少年/浦沢直樹

20世紀少年が面白いところは、現代は決して終着点ではないというのを僕らが育った時代の上に積み重ねて書いているところで、いや実際70年の万博に僕が生まれていないとかそういうことではなくて、つまり僕らは近代以降の整った社会を生まれ生きて、歴史の教…

病院担当

サンドイッチ状に続いたコンペが終わったところ、無事担当が決まって、和歌山の病院と住宅をつくることに。変な形の敷地だし少し遠いけど海は近いしすごく楽しみ。

小田原城下町ホールコンペ公開二次審査

少しクールすぎたけど、まあほぼ完璧にボスはプレゼントヒアリングをこなして 後はまな板の上の鯉。 ただ僕の読みからすれば、kzさんとymtさんとの三つ巴から うちは頭ひとつ抜け出していたし、kzさんは議論の中でそこから落ちたはずで 終わった後駅近くの店…

ロマンスがやめられない

朝イチで乗り込むロマンスカー1号車。 正面がスカッと抜けていて真白に雪煙をあげる富士が ど迫力で見えている。 コーヒーを頼むと席まで持ってきてくれて それを楽しみながらいざ決戦の舞台。

ホールにおける非日常性

たまたまただでチケットが手に入ったので、 夕方事務所からタクシーを飛ばして厚生年金会館へ向かう。 そこでホールにおける非日常性を目の当たりにする。 正直に言うとそういうホールの楽しさを我々の案は持ち合わせていない。 夕べ飲んだときにボスは建築…

いざ小田原

もうやれるだけのことはやった気がする。 そして勝つのはやっぱり我々だ。

日本の現代住宅1985-2005/ギャラリー間

昼休みを利用し自転車をこいで駆けつける。 たくさんの住宅が同じスケールで比較可能になっていて良かった。 見ていて思うのはやっぱり小さなスケールで見たときにもキャラクターのある住宅の魅力について。 そしてそのキャラクターを構成する要素が大きけれ…

リトル・バイ・リトル/島本理生

だいぶ昔に本屋で立ち読みしてからずっと気になっていた一冊。 結論から言って島本理生は好感の持てる作家だ。 表現力があってそして何より若いけど背伸びをしていない。 一部の歳をとって世の中を分かった気になっている(僕も遠くないけど)作家よりは 透明…

青から黄色へ

朝いつも通り駅までの道を歩いていると感じる違和感。 いつもより道がかなり明るい。 気づくと地面が黄色くなっている。 そう。銀杏の葉が落ちたのだ。 それだけで世界がかなり変わって見えることに 気づけるようになったのに27年もかかってしまって でも最…

株式人間

友達のMはお笑いの先物買いにものすごく長けていて、彼のおかげで僕らがフォーフォー言っていたのは今年の3月頃のことだったし、そのMを称して別の友達のAがもしお笑い芸人が株だったらMは億万長者だと言ったのだが、 最近就職して自分を商品価値としてみる…

別れの後の静かな午後/大崎善生

村上春樹の憂鬱さをひきずっている恋愛小説家としてはどうしようもなく価値のない人間の一人だと僕は思うのだけれども、つい手に取ってしまうのは文章オタクっぽい小説の探求心みたいなところと、元々がノンフィクション作家なので読んでいてかなり私小説っ…

ファーゴ/コーエン兄弟

ゆったりとしたペースの日常に生じたちょっとした狂いが、坂を転がり落ちる雪玉が次第に大きくなっていくかのように、ゆったりとしかし確かにその狂いを大きくしていって、やがて日常は完膚無きまでに崩れ落ちていくその過程の、それぞれの中には残っている…

出だしつまづきすぎ

実はコンペで何も増やすことができないのが分かった金曜日の朝、それとは関係なくひどく寝坊する。 とは言えできることを着々と進めていくことを惜しまない姿勢に変わりはなく、 夜、ボスからも暴れてきなさいと了承を頂いて終電までのわずかな隙間を利用し…

コンペの終わりとコンペの始まり

銀座にNKのショールームをD2とつくるコンペのプレゼンが浅草で無事終わって、でも仕事量の割には手応えがつかめないまま終わって、僕は夕方にヘロヘロになって事務所に戻ってきたら、そこにはもう小田原の模型たちが待っていて、とは言えこのままそれにとり…

原っぱと遊園地/青木淳

全て本文から引用 その中で設計するということを考えれば、課題はおそらく大きくいってふたつに分かれる。第1の課題がひとつの生活をどのように「分割」するかであり、第2の課題がすでにバラバラになってしまった要素どうしをどうつないでどう全体をつくっ…

連戦連勝か?

小田原城下町ホールコンペの一次を通過。 やるじゃん俺。 思った通りこの事務所には潜在的にでかくなる可能性が眠っている。 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/houru.8.html

ドイツ写真の現在/W.ティルマンス、B.ベッヒャー他

連戦のコンペのおかげで日曜出勤の前の時間を利用して竹橋へ。 ドイツの現代写真はそういう人間が見てるからかも知れないが一様に建築的でティルマンスとルクスだけがそこから抜け出している印象。 ふと気づくと僕がヨーロッパで何枚も撮り続けた写真とテー…

照明家

土曜なのに銀座のNショールームコンペの件でD2の人たちと打ち合わせ。 D2の人たちは土曜はそろって私服でかなり面白い。 ところがこの面々、仕事の話となると何にも考えていなくて、だめだこりゃとなった雰囲気を 照明家の豊久さんが打開する。 久々にできる…