2010-01-01から1年間の記事一覧

COUNT DOWN JAPAN1011@幕張メッセ

今年は30日に参戦。今年もダイノジ虎でした。 頭がグループ魂。 いわずと知れた阿部サダヲと宮藤官九郎率いるコミックバンド。 15年もまあよくこんな馬鹿なこと続けたなと思う。 テレビじゃ絶対放送できない楽しさ。ここでも書けません。。初めてでも楽しい…

第9地区/ニール・ブロムカンプ

「幼年期の終わり」に代表されるように人類と宇宙人の同居っていうのはたびたび描かれて来たけど、飛来して来た宇宙人が衰弱しきっていて保護するという設定は面白い。 数十年してスラム化した宇宙人街に立ち退きをかける人間という展開もほとんどコメディか…

設計の落としどころ

6月頃にプロポとして降ってきた仕事がトントン拍子で進んで2ヶ月半の基本設計期間と2ヵ月半の実施設計期間を経て、なんとかアップ。 設計JVに組織設計が入っていたため、いつもより図面をきっちり書かないとダメで、向こうのフォーマットに合わせないとダメ…

憂鬱なハスビーン/ 朝比奈 あすか

群像新人文学賞受賞作。 群像というだけで胸が躍る時代じゃもうないのかな。 ハスビーン=has been=終わってしまったやつをテーマに人生を描く。 うまいんだけどなんかな、文学が普遍的な社会に内在する憂鬱を切り取る時代じゃないだろって気がしちゃう。 そ…

爆風スランプ限定再結成ライブ@東京国際フォーラムC

今年一番の迷走w 小学生のころ好きでよく聞いていて、学級会で初めて人前で歌うたったのも爆風だったというそんな思い出から。 当時はCD屋でレンタルしてカセットに録音して聞いていたと思う。大昔の話。 偶然にもホールAではサンプラザ中野くんの大学の後…

カンディンスキーと青騎士展@三菱一号館美術館

ミュンヘンで僕が一番好きだった黄色い美術館、レンバッハハウス改築中に伴う巡回展。 大学からも近くて、当時よく帰りにフラッと寄っていました。 ミュンヘンに久々に行きたいけど、今はレンバッハ改装中だし。。くらいに好きなところ。 こうして見れるなん…

都市のランドスケープ ドミニク・ペロー展@オペラシティアートギャラリー

今日ちょっとどみにく?ってことで土曜朝美術館。 僕がペローの好きなところはヨーロッパの建築家だけどそのデザインに手垢が見られるところ。それでいてヨーロッパらしい繊細な手垢。 手垢と言っているのが何かというとデザインされたフィニッシュをみて、…

ツーリング九十九里-

ホキ美術館から太平洋に垂線を下ろすように東に走り九十九里海岸沿いに出る。 つまらないのは海岸線沿いを走っているのに海が見えないところ。 土気から1時間くらいで白子温泉に着き海の幸を堪能する。 白子温泉は東京から自走できて温泉に入って泊まるのに…

ホキ美術館開館記念特別展

美術館内には写実主義の絵画作品ばかりが集まっている。 見始める前に連れに「写真みたい」と言ったら負けだからと言いつつ連呼してました。 写真技術発達以降の写実なんて、とはじめは小馬鹿にしてたけどとても楽しい。 右脳が楽しいというのともまた違うん…

ホキ美術館/日建設計

年明けに日経アーキで見て以来ものすごく楽しみにしていた作品。 ものすごく唐突に新興住宅地の端、大きな森とのエッジに建つ。 長方形を押し出したようなリニアなボリュームが積み重なった構成。 一番最初がキャンチのすごいボリュームで、上から少しずつ下…

未来は今/ジョエル・コーエン

1950年代のNYが舞台のコメディ。 過去が舞台なんだけど細かい設定がSFっぽいから、時代感覚が曖昧。 こういう古いけど新しい、新しいけど古いみたいな世界をつくれるところがコーエン兄弟のすごいところだと思う。 そして舞台がいつの時代でも普遍的なテーマ…

ソフィアの夜明け

ブルガリア、ソフィアの鬱屈した日常を描く。 SFを見ているみたいな距離感がそこにある。 見ながらかつて研究室にいた留学生のことを思った。 こんな別の惑星みたいなところから来ていたのかと。 特に何が起こるわけでもないんだけど 映画の中に流れている浮…

Scoobie Do/恵比寿リキッドルーム

今年の個人的な最大のヒットはScoobieだったかな。 ファンキーなロックンロールをかき鳴らす4人組。 本当に上手いし、ライブはとても楽しい。 ロックのライブでは一番踊っている率が高い。 しかもみんな好き勝手に踊っている、好きなタイプのライブ。 でも見…

小林賢太郎演劇作品『ロールシャッハ』@銀河劇場

念願の初KKP。 世界の端っこと思われる巨大な壁に立ち向かう開拓隊の一日を描いたSFっぽい設定。 怒りっぽいことに悩んで優しくなろうと努力する久ヶ沢徹と気が弱いことに悩んで荒くれものになろうとする小林賢太郎を中心に話が展開していく。 伏線をど…

BIG SHOT 2010@新宿LOFT

GAZ、SKA JAMBOREE、SKAVILLE JAPANにつづいて今年4本目のスカフェス。 オールナイトで歌舞伎町のど真ん中でw 新宿LOFT初めて潜入したけど場末なアメリカのバーみたいな感じで面白い。 スカファンもちょっとロカビリーな感じの格好の人が多いのでとても合う…

09BLACKS2010最終戦@亀戸球場

打っては3打数2安打1本塁打1打点2盗塁 投げては1点リードの最終回1アウト3塁から登板し、無事に抑えて1セーブ。 今シーズン通算打率が.526でチーム首位打者、チームMVPに輝く。 毎試合前日にバッティングセンターに通った成果として。(それだけかw) 全…

the Flaming Lips + MEW@ZEPP TOKYO

夢のジョイントライブ。 MEWはライブ初体験。音源は全部持っているけどCDを買うまでは至らないそんな存在。 見始めてかなりツボだと気づく。 音楽を解体して際立ったメロディの上に再構築している感覚。脱構築=変拍子。 Radioheadをさらに変拍子にしてメ…

ハーモニー/伊藤計劃

全ての人に健康の異常を感知し知らせる医療分子が埋め込まれたことで病気のなくなった、酒もタバコも禁じられた超健康管理社会、医療経済を核とした福祉厚生社会を描く。人々の情報は常に開示され、常に社会にどれだけ貢献してるかを表示される、誰もが他人…

高尾山登山

紅葉狩りのため久々の登山。歩いていると木の根っこはすごいところまで伸びていて 踏んだら本体が悲鳴をあげたりしてくれると それだけでずいぶん楽しいのにと思う。思いながら歩く。 登山が自転車の峠攻めと違うのは登って下りるのが辛いところ。 きっと登…

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/サム・テイラー・ウッド

僕が物心着くころにはもういなかったジョン・レノン。 デビューする前の学生時代を描く。 これを見てジョン・レノンがどうしてああなったか良く分かる。 愛に飢えていた人だったんだな。と。 どんな人でも僕と大差はないのさ。と。 映画の世界に充満する生ま…

祝!千葉ロッテ日本一

第7戦。サイクルモードの帰りの草野球帰りのへとへとの体で家で見ていたんだけど、本当にすごかった。 右中間に伸びていく岡田の打球とそこに乗っかっていたであろう多くの人の祈る気持ちを僕は忘れられない。 CSファーストシリーズからそうだったけど、勝…

SARU/五十嵐大介

伊坂幸太郎の「SOSの猿」とのコラボレーション作品。 孫悟空という同じモチーフを使ってはいるけど全く別の作品。 想像力は暴走する。 傑作です。海獣の子供もそうだけど、この人は本当にすごい。 大きなものが暴走していく話はこの人の線が多い画ととて…

トギオ/ 太朗想史郎

このミステリーがすごい大賞なのだが決してミステリーではない。 鉄コン筋クリートっぽい世界を描いたSF。 すごいなと思ったのはSFなんだけど全く説明的な描写がないこと。 登場する設定は読み進めないと分からないところ。トギオ作者: 太朗想史郎出版社…

藤本壮介展-山のような建築 雲のような建築 森のような建築@ワタリウム

勝手に藤本さんのことを「積んでみれ建築家」と呼ぶことにしたいと思った。 積んでみれば何かが起こる。そのシンプルさがとても楽しい。 しかし森のような建築と、山のような建築および雲のような建築とはとても乖離があると思った。 だって山や雲のもつシス…

千葉ロッテCS優勝

外で打ち合わせの上がりが20:30で、あわてて一番近いHUBへ自転車で駆け込む。 第5戦を勝った時点でだいたい予想していたけど楽勝ムード。 最後、ボールをつかんでその場に崩れ落ちる西岡に涙する。 20年で2度目の胴上げ。いつ見てもうれしい。 しかも今…

ネイチャーセンス展@森美術館

吉岡徳仁をメインに据えて21_21でのセカンド・ネイチャー展とほぼ同じようなコンセプトの展覧会。 羽毛が雪のように舞うだけなのだけど、圧倒的な空間スケールを与えることで、ものすごい風景にしてしまうところ。さすがと思う。 昨今こうして人工と自然の境…

新しさと新しくなさの間

会社帰り、久々にCD屋で視聴機の前をうろうろする祝日。 まず耳についたのがJAMAICA。 音的には新しいのだけどものすごいキャッチーでポップな楽曲を聴いていると 古いポップスのアレンジにも聞こえてくる。音だけが新しい状態。 何かそういうのを買おうと思…

小山敬三美術館/村野藤吾

曲線を多用した平面系にところどころ直線的な角が取り合う。 断面的にはきのこを思わせるような大地と建物の関係。 藤森さんに通じるものを感じる。 1975年の作なんだけど妙に現代的で楽しい。

安藤百福記念センター/隈研吾建築都市設計事務所

正三角形に近い断面形が谷あいに横たわる構成の研修センター。 屋根がそのまま壁になる状態って もっと山小屋にいるっぽい感じの空間を想像していたけど それをダイレクトに感じられる構成の空間が意外と少なくて残念。 長辺方向に思いっきり景色がいいのに…

田崎美術館/原広司+アトリエφ

1986年の建築学会賞作品。24年前。 美術館としては道路に対してかなり唐突にある印象。 平面的にも立面的にも雲形が蔓延しており それが不調和を起こしているところに空間が立ち上がっているという印象。 そこにゆるぎない力強さがある。 小さな美術館なのに…