2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

原宿の生活

財布を空けると、10円玉の縁は普通ギザギザなんですと言わんばかりにギザ10が3枚も入っていた。 朝通勤途中、東京体育館を横目に過ぎたところのカフェに入る。 ソファに座ってモーニングラテを飲みながら通勤者たちを見ていると、 ふとポルトガルはリスボン…

今日の大人買いまであと少し

STARS OF CCTV / HARD-Fi Disco+SkaでDiscaだって。踊れるロックの最前線。FranzやKasabian以降、正直最近この手のバンドがまた飽和状態になってきているのであまり新しいとは思わないけど、その中でも頭ひとつ飛び抜けていて、多分これで打ち止め。次なるム…

玉川台の住宅/石黒由紀、若松均、みかんぐみ、納屋事務所

4人の建築家による4棟の建て売りミニ開発。 ガレージと盛り土で基壇をつくる所までは共通のボキャブラリーで その上のボリュームは思い思いにつくられている。 とは言え敷地境界の曖昧なその建ち方にとくに発見的なものがなく 内装とかのテイストだけが統一…

高円寺集合住宅オープンハウス/千葉学

TPOの企画の集合住宅。 建築事務所って入ってみるとアトワンみたいに殆ど全部を作品発表できている事務所ってなかなかなくて 未発表の作品も結構あったりするのが分かるけど、その中でこれは建築雑誌には発表できないけど penやbrutusには載るんじゃないかと…

ゲームのルール

レクチャーで使うパワポの作成を頼まれる。 ちゃんとまとまっていないchbさんのアイデアを聞いて それをダイアグラム化してくれという仕事。 chbさんは「ゲーム」や「ルール」という言葉を多用して 僕は交換可能であることに対する積極的な可能性として捉え…

東京湾景/吉田修一

通勤中結構座って本を読めるのが嬉しい。 僕はラブストーリーなんて文章の叩き売りでしかなくて 軽薄で全然本質的でないと思っていたけど これは本当に読む価値のあるラブストーリーだ。 人が人を好きになっていくこと。 人を好きで居続けられないこと。 そ…

31年ぶり日本一

仕事中、突然鳴り続けはじめたメールの着信音で僕はそれを知る。 シーズンを通して成長して、最後には本当に誇れるチームになったと思う。 勃起しそうなくらい強かった。 背番号26は和田孝志だと未だに思ってしまうファンこそ歓喜して欲しい。

所員2日目

自分の頭が完全に東工大化されていることに改めて驚く。 建築の作品性について非常に固執した世界の話だ。 僕自身勿論それには固執しつづけるに違いがないが、 ちゃんと成立しているそうでない世界の方から それをふり返れるのは楽しい。

社会復帰

しました。joeの外部記憶です。 少しだけリニューアルしました。 初出勤の朝。 地下鉄の駅から出口を上がると正面に国立競技場があって僕はスケール感を失う。 秋の木漏れ日が心地いいキラーストリートを青山方面に少し歩いて右に折れ、 墓地の下をくぐって…

秋葉原

秋葉原という町は小学校から高校に上がる頃までの10年近く僕の通学路の途中にあって、 僕も人並みにゲームとかした人間だったから、 よく途中下車をして軒を連ねたゲームソフト店を回っては値段を比べたりしていて、 そんなことが可能なのは日本でもこの場所…

ジャン・プルーヴェ展

廃校になった中学校を利用した展覧会。 といっても仮設なのでほとんど文化祭レベル。 これで千円も払うと思うと実際かなり萎えて、 空間の力って偉大なんだと当然のことを思う。 そういう意味では美術館やカフェで空間に身を置くために払われるお金の一部は…

7月24日通り/吉田修一

退屈な田舎町の日常にいかに非日常性を重ねて楽しさを描き出すかという現代の生活のあり方を見事に書いていると思う。非常に現実的な結末も気持ちがいい。

リアル鬼ごっこ/山田悠介

中学生並の貧粗な文章力と二番煎じの想像力。 これでベストセラーになるなんてどうかしてるよ。。

14年越し

この瞬間を幾度夢見たかしれない。 夢という言葉よりは妄想の方が相応しかったかもしれない。 だから正直。夢にも思ってなかった。 ロッテがピンクのダサいユニフォームで千葉に移転してきてから14年。 そのニュースを知った当時、僕は野球少年だったはずだ…

プレーオフ第2ステージ第三戦

O島さんと田井さんにつかまって飲む2件目で、僕はどうしても王手をかけた最愛のチームの14年越しの恋の行方が気になって仕方なく、携帯で8回4-0リードの知らせを見るとさすがにもうどうにもたまらずに抜け出して、雨の中自転車で荒川を渡ってなお必死にこい…

Phoenix building / Issho建築設計事務所

アカデミックな視点に立つことにおいては天才的と言っていいcx氏擁するIsshoによる集合住宅のオープンハウス。窓の意味について考える。 風景をピンポイントで切り取るピクチャーウィンドーという言葉は結構昔からあって、 この言葉には空間の内側から名前(…

カンバセイション・ピース/保坂和志

ずっと読んでいなかったのをやっと読了。 平日の荒川沿いのベンチやガラガラのスターバックスで読むのにこそ最適な一冊。 住宅の空間の中に滞積された時間を登場人物たちの会話の中に読み取っていく名著。 塚さんとの対談が本当に見たかったなあ。 というの…

プレーオフ2ndステージ第1戦

選手層の厚さの差。 号泣まであと2勝。

視点が消失すること

カメラを意識させるインターフェイスと、実体としてのカメラの消失を感じさせる実際の映像。 下の方に出ているように他にもいくつかのパノラマ画像があるが、視点の存在をあまり感じないという点では、あくまでインターフェイスとパノラマ制作技術に対する驚…

隠喩としての建築/柄谷行人

ISBN:4061588664 たとえば貝殻を手にとって「いったい誰がこれをつくったのか」と問うことは、「作る(建築する)」という視点が必然的に要請するみせかけの問いであって、こうした隠喩としての建築が哲学の中に存在しているというテーマをもとに「形式化」に…

プレーオフ初戦

そこには僕が長年夢見た世界がほとんどあった。 強いチーム。 ユニフォームに身を包んだ満員のロッテファン。 地元企業の強いバックアップ。 不満があるとすればテレビ中継がなかったことくらいだろうか。 一年でここまで変わるとは正直誰も思わなかっただろ…

機動警察パトレイバー2 the Movie/押井守

押井守のすごさがやっと分かった。社会のリスクに対して圧倒的に先見の明がある。 戦争とは何なのか。情報操作と見えない敵との戦い。 そしてこの国の制度が抱える不安とは何なのか。 とても93年につくられているとは思えない、今見る方が切実に迫ってくる。…

KIRIN ART PROJECT

開館時間を過ぎていたけど、無理矢理押し入って、知り合いなんですと嘘までついて石上純也氏の机を見る。 正確には机という記号を与えられた構造物か。 建築のデザインの強度をレトリカルな強度と実際の強度の組合せとして捉えたら 1.強いようで強い。 2.強…

イサム・ノグチ展

krvが大学の荷物を運んできてくれた足にのっかって久々に東京都現代美術館へ。 のまえに自宅の前で駐禁切られる。。。orz かわいくてお尻のすごく大きいお姉さんが切符を書いてくれた。 それにしてもご職業は?と聞かれて絶句する2人。 イサム・ノグチはマ…

同窓会in ZEST世田谷

留学時代にミュンヘンで知り合ったAUSMIPのメンバーと共に、そのメンバーの1人であるgtzが入社したglobal diningの経営するZEST世田谷で飲む総勢12人。 当人は勿論調理場。 店は多少の高揚感を煽るけど、べったり浸りたくなるような雰囲気が少し足りない悪…

SDレビュー

期間が終わってしまうとtmnj飲みの直前に慌てて駆け込む。 同世代の人が増えたけど、正直全然気にならなくなったのは何故だろ。 まず印象に残ったのは石上純也氏のプレゼンテーション能力。 正直プロジェクト自体はそんなに内容がないけど このプレゼンテー…