2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シャイニング/スタンリー・キューブリック

ひとけのない建築ほど怖いものはない。パースペクティブの効いた画の奥に表れる双子の姉妹。SlipknotがPVに使っていたっけ。カメラワークとシンプルなサウンド効果の生み出すオーソドックスなお化け屋敷的、的確な恐怖。ホラー映画にしか適さない見事な配役…

踊ろ踊ろしい

藤が丘の留学生寮のパーティに出て色々な国の人と話す。中国人はデモをする人間なんてほんの一握りだと話し、たとえそれが本当でないにしても僕も激しくそれに同意し何故メディアはもっと有効に活用されないのかと嘆く。ウイスキーを飲んで少し酔って、終電…

Super Creaters Arena

kzeと六本木ヒルズのイベントへ。こうやって文化度のやや高いイベントで埋め尽くせる無駄なスペースをたくさん抱えている辺り、六本木ヒルズも悪くないと再認識。そこら中にまったりできるスペースもあるし、お茶も出来るし、イベントが集まる辺り既に街に結…

祝え祝えよ

ゼミ後、後夜祭としてsgymとuuuに焼き肉をおごってもらう。後輩におごってもらってる僕っていったい。。。その後simnとmth、000とleicatも加わってちょっと飲む。人に遠慮なく祝ってもらえる日には遠慮なく祝わせることにして、そういうとこで遠慮がなくなっ…

光陰矢のごとし

誠に遺憾ながら26に27になりました。 Mrとケーキを食べにいって雨に降られた後、和菓子にてささやかな誕生お茶会を開く。

キングボンにビビる

小中高の同級生で陸上部の仲間でおぼっちゃまオブおぼっちゃまhdの結婚式がホテルオークラであって、アカデミー賞の表彰式さながらの会場を埋め尽くす290人の招待客を見るとLAOXの社長やらオノデンの社長やらが来ていて、一番後ろの席から幸せそうな二人は本…

華氏451/トリュフォー

書物の禁止された近未来社会を描くSF。書物を禁止されたことによって進展している社会構造がテレビくらいしかなくて、テレビ嫌いの僕からしたらそりゃみんな本読むだろうと思って終始かなり退屈。その当時の危機感としてあった話なのだろうけどとにかく画が…

金曜は酒しよう

金曜の夜は自由が丘の飲み屋/バーで一杯飲んで帰るフライデーナイトアルコホーリックサークルを設立。ワインバー居酒屋でuuuとleicatという妙な3人組で飲む。

女は女である/ジャン・リュック・ゴダール

ゴダールらしいカメラと客体の関係という映画の型を外して再構築した魅力的な画、アンナ・カレーナは相変わらずかわいいし、フランス人のなんたるかが分かって面白い。けど男子校歴12年の僕は女は女的な女の子が本当に苦手で、この映画もにもアレルギー症状…

サヨナラ花粉のない世界

空気中の成分は大雑把に言うと窒素が80%で酸素が20%だと僕は信じていて彼らによる侵略がこれほどまでに進行していることなどは実質全然気がついていなかった。勿論僕の周りにはその事実にとうに気づいている人もたくさんいることを僕は分かっていたし、彼…

夢の住人

000とuuuと3人川の字になって寝ていた部屋からはサッカー韓国代表チームがセンタリングの練習をしているのがよく見えて、僕は窓を開け非常にズームのきくデジタルカメラを構えてファインダー越しにその様子を覗いていた。 桃さんは突然僕にヒステリックに電…

進化しすぎた脳/池谷裕二

だいぶ前に読了した本だけど、改めて紹介したいのは、これが脳についての良書であるということだけでなく科学とは何か、科学者とは科学研究とは何かをきちんと書いている(講義形式だけど)からで、最新号のAERAの表紙になっている茂木健一郎ほど文学的でない…

帰るのが面倒くさい部屋から

研究室の新4年生と僕との近からず遠からずな関係について

博士の異常な愛情/スタンリー・キューブリック

冷戦状態を皮肉ったブラックコメディ。安っぽい合成と安っぽい演出と安っぽい音楽、抜群のユーモアセンス。心の中での大爆笑とラストのキノコ雲に爽快感な70分。

Blue/市川実日子

キスしたくなる映画日本代表。それはきっと市川実日子と小西真奈美による高校生の女の子同士のキスにそれ以上のいやらしさが全く必要ないからで、あなたのことが好きですということの伝達以上でも以下でもない、純粋なコミュニケーションとしてのキスだから。

シティ・オブ・ゴッド

ドイツにいた頃からずっと見たいと思っていたブラジルの映画。全く異なる価値観が社会を構成していると僕にはそれはもはやSFに近くて、これが実話に基づいている(というのが本当は凄いけど)ことはあんまりどうでもよくて、最近は僕の中で現実の社会と構造を…

ネットワーク以上

僕の場合小学校も中学校も高校も一貫教育なので、100人くらいは12年もの長い付き合いになるのだが、昨日突然mixi経由で覚えてる?とメールが来たのが小中高の同窓生で、どんなにいつもクラスが違ってグループが違ってあまり話した記憶のない人間でも不思議と…

TAKEO PAPER SHOW

オープニングパーティに行く。紙という材質に純粋に着目したのはアトリエ・ワンくらいで、他は皆与えられた色に着目している作品が多い。という意味ではライフジャケットや消防服などの色にもなっているオレンジで災害時のシェルターをつくったアトワンはさ…

夢の住人

今年から千葉マリンに出来た内野席の一番高い所は、かなりしっかりしたレストランになっていて、独りで来てしまった僕は独りでも座ってゲームを楽しめる席を探した。見下ろすとグランドは殆ど真上から見えるような感じでゲームは7回の裏2-2の同点でロッテが1…

マルコヴィッチの穴/ジョン・マルコヴィッチ

低予算?SFコメディ名画。いろいろな人がその人らしくない役柄(ジョン・キューザックとかキャメロン・ディアスとか)になっているところや配役と本人(チャーリー・シーンとかブラッド・ピッドとか)の混在がまずこの映画のテーマの本質を担っていて、ジョン・マ…

時計仕掛けのオレンジ/スタンリー・キューブリック

低予算SFバイオレンス名画。SFの世界観はファッションやインテリアだけでなく軽薄な言語と社会体制によってコントロールされ、バイオレンスが愉快さと不愉快さの間をその社会体制によって利用されていく。バイオレンスの2局面をこれほど明快に描いて皮肉った…

花びらは水のように溜まる

見上げても見下ろしても花びらに薄く包まれる状態の花見。

ホテル・ハイビスカス

のんびり見ながら日本の夏休みの原体験的風景を回想する名画。時間はゆっくり流れて飽き足りるほどあると思っていたあの頃、だらだらしたい初夏の日曜にオススメの一本。

今年こそ長い夢を

と言い続けてロッテファン歴が15年近くになる。2位が一回であと全部Bクラスでも最下位は意外と記憶にない。でも今年は本気で強いぞ、特にいいぞ西岡(写真)と盛り上がってじゃあうちのチームもと2年もくすぶったままの我が草野球チーム09BLACKSのメンバーとキ…

スペースブロック野沢/C+A

スペースブロックシリーズ第三弾。3m角くらいのブロックの組み合わせで構成される空間が積み重なった集合住宅で、15戸が全て違う空間を持っているというウリ。なのだが、それがジャロジーによるファサードで覆われて表現されていない辺り、オープンハウスの…

不条理な愛への思い

最近になって思うのは僕は実に歳をとったなということで、友達がどんどん結婚式を挙げるのも納得がいくぐらい周りには若い人しかいなくて同期はみんながみんな働いているという状況を痛切に花見の席で感じる。それと同時に僕はどんどんおっさんとして扱われ…

スターシップ・トゥルーパーズ2

超名作B級SFスターシップ・トゥルーパーズの続編。何が続編なのかよく分からないしハイテクなスペースシップがありながらまだ歩兵で戦っているのが分からないし、このシーンがどこなのかよく分からないし、戦況の全体とか全然分からないし、突っ込みどころは…

ELEVATOR/HOT HOT HEAT

メロディアスダンサンブルパンク、激情的なSTROKES、裏打ちリズムのLibertines、ハッピーなcake ジャケットもいいしPVもカッコイイ。日本でもっとブレイクしてもいいバンドのひとつ。

さくら

僕が枝葉に蜜を塗っておいたのを一晩の間に桜の粒子が降り集まって真白になったかのようになったサクラ。 僕の住んでいるところも僕の通う大学も幸せなことに桜の名所で、ちょっと前まで晴天をひっかくためだけのように伸びていた枝は一瞬にしてふわふわとし…

デザインイデオロギーの時代

お茶の時間に建築史をもっと学ばないといけないという話になって、それをその時代のイデオロギーとか社会経済背景と絡めて語れるようになろうという話で、ところで現代のイデオロギーはという話になったときに「デザイン」という言葉がいまイデオロギーにな…