2002-12-01から1ヶ月間の記事一覧

舞浜

年末年始というこの極めて非日常的な時間には日常を少しでも匂わせるような所にはとてもでかける気がしない もので、代官山〜原宿あたりも南大沢にいた頃までは遠い世界だったものがこの4月から日常を少しだけ匂わせる距離に変わってきてしまっていて、そう…

忘年忘れ

自慢できるほど多いわけでもないが年の瀬の堰を切ったように押し寄せた忘年会ラッシュもいい加減に今日で仕 舞いとなり、今日はある人に言わせるところの僕が確からしさを確認したがっている都立大のそれで、旧友との久々の再会に程よく酔いながら帰路に着い…

メトロポリタン美術館展@東急文化村

入ってから思ったことは、あーそういえばNY行ったとき見たなあって ことで、そのときは既に900円払った後だったので時既に遅く、もったいないことしたなどと思いつつも久々にピカソとかブラックとか見れたし、眠い目で見 るとフォーヴィズムの絵ももなかな…

被害者友の会

年の暮れが迫って忘年会が続いているが今日はなかなかに珍しい顔揃いのそれとなった。共通項はパスポート番 号が並びであるということ。忘年会に3人がそろってパスポートを持ってきてみんなで無くさないことを心配しているという妙な集まり。それは去年僕が…

マイノリティ・リポート

ある種のセオリーを持ちつつも多くのパラドックスを抱えながらそれを逐一納得のいくシステムを用いてほぼ完全に解ききった感の脚本は見事。それってあり?と思う所がなくもなかったがそれでもただ上手いという印象につきオススメ。 真新しい都市の未来感はな…

等分

久々の学校泊まりと松本の論文が終わって研究室みなで飲んだ。 それにしても男だらけだった。 TY氏は時間にルーズなのはもう諦めてと言い僕は諦めた。 来年はえらく忙しくなりそうだ。 気づくと僕ら5人はなるべく同じだけ仕事をするように心がけていて 仕事…

現代建築 :アウシュビッツ以後/飯島洋一

筆者はこの本の中で度々ドイツが敗戦後にアウシュビッツを忘れようと戦争以前の19世紀のドイツをトレースしようとしたと批判し、アイゼンマンのホロコー ストメモリアルについてもそれをつくることでドイツはもうその件はいいではないかと考えているぞとこれ…

リリィシュシュの全て/岩井俊二

思ったのはキレイな田園風景 をバック にしてしか成立しないような映画をそうやって撮ってしまうことに対する嫌悪感。終わりなき日常から結局遠い所にある視点は完璧な映画をつくった。この距離感で成立していいのはこれが映画だからだ。にしてもよかった。

凶気の桜/ヒキタクニオ

久々に読む価値のある小説だった。渋谷という街を裏側から再解釈している。い きがってたナショナリズムは大人の社会の論理の中にどんどん切り刻まれてゆく。こうまでズタズタにしていいのはこれが小説だからだ。そういう意味では胡散 臭い右寄りの作家だが…

染まらない

久々に元都立大藤木研仲間のAとOと飲んだ。それぞれ組織設計みたいなところに就職が決まっている2人の建築 に 対する視点というのは専ら建築がどう使われるかということと、建築に対する一般社会の理解のなさへの嘆き。2人とも計画系だってこともあるのでや…

 藤森照信 丹下健三を語る 建築会館

実は僕が建築に進もうとしたきっかけは丹下健三の「1本の鉛筆から」という本がきっかけになっていてそれから6年近くたって今彼の話を聞いたら何を思うか が自分として実に興味深かったのだが始まってみると藤森照信という男そうかこいつもfだったかと思わせ…

現代美術への視点 連続と侵犯 東京国立近代美術館

青木淳は展示室の壁と壁の隙間に空間をつくって表と裏の構成を反転して見せていて空間自体には全く魅力を感じなかったが発想は彼らしくてとても面白い。全 体として面白かったが高嶺格のビデオインスタレーションにはやられた。赤いソファと赤いベッドのある…

傾く小屋展 東京都現代美術館

since9.11と副題が打ってあるがほとんどのものがかなり無理やりに9.11以降の再解釈を与えられたに過ぎずやや興ざめ。一番分かりやすかったの が豊嶋康子さんの経済をテーマにしたインスタレーション。傾いた経済状況の中ひたすら安い株を買いつづけ大量の明…

朝起きて携帯の電源をオフにし原付にまたがってとりあえずMOTまで走ったがこのクソ寒いのに素手で凍りついた。

ジェネレイティブ

TY先生の言うジェネレイティブという考え方には強く共感するものがあって僕の中でそれはデザインにおいて ひとつのルールを決定するとそのルールが自発的にその他の与条件をインテグレートするようになっていってデザインが固まっていくことだと理解している…

the WiLDHEARTS Live @赤坂BLITZ

今ならSTROKESで2年前ならat the drivinで7年前ならdizzy mizz lizzyで9年前ならoasisだったけど、5年前の僕が本当に好きだったバンドで3年位前に解散していたのがなんだかんだあって今回本当にオリジナル メンバーで再結成したTHE WiLDHEARTSというUKのバン…

納品書パラドクス

丸ノコの修理が終わったのを引き取りに行くのに島忠まで行くのに、今年に入ってからの度重なる破壊事業の一 環で丸ノコを握りつづけてきた僕が迂闊にも丸ノコで丸ノコのコードをぶった切るという2度目の不注意からくる快挙を成し遂げたのをkrvに同情してもら…

[本]ア・ルース・ボーイ/佐伯一麦

三島賞受賞作らしい。幼い頃のある事件がトラウマになって何かにつけ上手くいかない主人公が高校を中退し中学時代のガールフレンドとその赤ん坊と生活から 自分を見出そうとする話。凡庸だが作者の実体験に基づいた電気工の仕事の様子と回想シーンと交互に書…

ビフォーアフター

はじめて「ビフォーアフター」を見た(→URL)。あの番組が始まって以来、建築をやっていると一般の人に 言うと決まってこの番組にでて来る匠みたいな人を目指し尊敬し憧れているものだと勘違いされるようになった。まあジャンル自体は間違ってないから要は同…