2011-01-01から1年間の記事一覧

今年のアルバム10枚

今年は多分100枚くらいアルバムを聞いていてその中から買って絶対に損しない10枚+2枚(レイアウト的な問題でw)をチョイスしてみました。 洋邦問わずロック周辺の好きな音から、新人に対するバイアスもかけず、メジャーマイナー全く問わずに選んだ、純粋に聞…

続:言語を超えたコミュニケーションについて

最近結構tumbler気に入って使ってる。 http://t.co/rGGoeWc2 これは物事を左脳で切り分けるのではなく右脳で切り分けるためのツールだと思う。つまりジャンルとか業界とかで物事を切り分けるのではなく、感覚で物事を切り分けるためのツール。は?感覚?って…

言語で理解しない方法

トリオジャズを聴きながら、この楽しさは決して言語では説明ができない=左脳で理解できないものだと思う。建築家でもそうだけど、おそらくちょっと昔の世代(特に80年代)は今ほど言葉で説明していなかったはずなのだ。さもなければポストモダニズムを一般…

J.A.M.+菊池成孔@スパイラルホール

スパイラルホール初潜入。とても楽しかった。 トリオのJAZZが面白いのは、常に誰かが枠組みから外れようとするところだ。 ある程度構造を刻んだら、誰かが枠組みから外れて、誰かが外れているときは残りの二人はきちんと構造を刻む。その絶妙のバランスが楽…

思考停止について

大きなおっぱいを目の前にすると、男子の思考力が落ちるという研究結果があるそうだけど、あれは正しいとこのまえ思った。視界の中にたわわな胸がチラつくと完全に集中力を奪われる。 実際に巨乳のコと美術館にデートに行って、途中で、なんかアートとかどう…

しゃべる建築

帝京大学小学校、サイン計画。この建築の設計が持っているシステムを利用してピクトグラムなどを組み立てていく。子供たちが日常それを目にすることであるとき、ふとこの建物がどういう設計意図でつくられたのか分かるように。建築脳を鍛える小学校。オルジ…

エアロスミス@東京ドーム

結成40周年ライブ。スティーブン・タイラーが63歳で7年ぶりの来日公演だと聞いて、次は70歳だとしたらもう最後かもしれないと思いチケットを手にする。 東京ドームのライブに行くのは思えば94年のTMN解散ライブ以来。ちょうどそのころも良くエアロスミスを聞…

ふじのくにin新東名

完成間近の新東名を自転車レース会場として読み替えるイベント。 前日のロードレースでは側溝の溝にホイールがはまったり、段差がすごかったり大変だったようだが、片道3キロ強の直線を折り返す5時間のエンデューロは会場としてはかなり快適だった。 ただい…

ヴァレリオ・オルジャティ展@国立近代美術館

スイスの建築家ヴァレリオ・オルジアティ(こっちの呼び方のが馴染み深い)展。 非常に面白かった。 それぞれスケールの統一された平面図(1/100)と抽象的な模型(1/30)に加え、レファレンス写真が会場内にばら撒かれており、その間を巡っていく展覧会。 面白…

建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”@東京都現代美術館

現代の建築家やアーティストの作品を通じて 壁や床といった言語化されてしまう以前の建築、空間の身体性について考えさせられる展覧会。 SANAAの二人も登場するロレックス・ラーニングセンターを舞台としたヴェンダースの3Dムービーだけでも一見の価値あり。…

横浜トリエンナーレ@横浜美術館ほか

最終日前日に駆けつける。ものすごい人出。 いろいろ見て金理有の陶器の作品が気になった。新しいのか古いのか、東洋なのか西洋なのかわからない感じ。古代の文様から現代のアニメまでいろいろな情報が作品の中に埋め込まれている。アーカイブの引き出しを開…

クラムボン国技館ライブ@両国国技館

多分国技館初潜入。ドレスコード白ということでみんな白くて、ちょっと修学旅行の集合写真みたいな感じなんだけど、そこにカラフルな照明が投影される演出。なかなか面白い。 砂かぶり席というのを買ったらステージから4列目という近さ。郁子ちゃんの細かい…

もてぎエンデューロ@ツインリンクもてぎ

5時間エンデューロに3人で参加。3周は集団について走る。まあ問題なく走れたが、まだまだ力の差があるのを痛感する。結局3人で27周。平均時速37.64km。一人60キロ程走ってチームでは19位。 チームで走る楽しさを感じる。

建築業界の夜明けを想う

建築業界には上代、下代という特殊な価格設定のシステムがある。カタログに載せている金額=上代と、実際に売られる金額=下代は異なる。これは売る相手先によって上代に対する掛率が変わって下代が変わるという、建築独特の癒着体質によるものだ。 掛率が平…

ジャパンカップ@宇都宮

3年ぶりのジャパンカップ観戦。興味深かったのは宇都宮ブリッツェンがすっかり地域に根付いていること。自転車をよく知らない人でも応援している。自転車レースにホームゲームというのがあるとは思ってもみなかった。地域とマイナースポーツのあり方のサンプ…

原発社会からの離脱/宮台真司+飯田哲也

原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて (講談社現代新書)作者: 宮台真司,飯田哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 262回この商品を含むブログ (103件) を見る正しいことが書いてあるだけにや…

メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン@森美術館

地震前から企画されていたにしても、とにかく非常にタイムリーな展覧会だったと思う。ピースセンターから始まる展示が印象的。焼け野原になった都市に菌や細胞が増殖するように建物が増えていったのを目の当たりにした世代だったのだろう。 そこに原子力の平…

コミュニティデザイン/山崎亮

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる作者: 山崎亮出版社/メーカー: 学芸出版社発売日: 2011/04/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 15人 クリック: 340回この商品を含むブログ (46件) を見るこの人が建築家の職能を持って逝ってしまうん…

東京2050@新丸ノ内ビル

こういう都市計画をテーマとした展覧会が行われるようになったのはやっぱり地震の影響もあるのだろうけど、建築家がまた都市にコミットする時代になったことはとっても素晴らしい。 僕は都市に対する戦略とは、風景を前提とするものでありつつ、現状を前向き…

SDレビュー2011@ヒルサイドテラス

圧倒的に目についたのがメジロスタジオのバルコニービル。バルコニーというクリシェがスタートなのかゴールなのか分からないで、都市に対して批評的にも見えずに、ただ詩的に現れてくるところ。古澤さんらしくて好き。拡大して放置する感じ。 興味はとても近…

家の外の都市の中の家@オペラシティ

ヴェネチアビエンナーレ巡回展。塚本さんの展示を見ながら自分の文脈がどこにあるかを再認識する。住宅地を世代別に分けて見ることで東京という街をいろいろな時代の積み重ねだと見れることはとても楽しい。そういう都市は世界にもなかなか存在しないからだ。…

台風一過マインド

台風が過ぎてものすごい青空。台風が大気を掃除していった、そんな気にすらなってしまう。 日本人のメンタリティは地震や津波でめちゃくちゃになっても、火事で木造建造物全焼して焼け野原になっても、台風一過みたいな気持ちでやり直すところにある。 しか…

ロックンロールの定義

毛マリの志摩くんがラジオで話してる。ロックンロールとは何か。自分に嘘をつかないこと。夢を諦めないこと。カッコつけること。 いい定義だ。

ラジオの朝

テレビがない生活になってから朝と言えば別所哲也さんになった。最近テレビで見ないと思ってたけど、ラジオで活躍していたとは。すごい才能を発揮している。 ラジオ生活。オススメします。視覚は情報量が多すぎて僕らから想像力を奪う。その分受けやすい、ネ…

時間を放棄する可能性について

半蔵門線は地震以降昨日までずっと節電臨時ダイヤだったらしい。今日から平常運行になりました。お客様にはご迷惑おかけしましたと言いながら、前に電車詰まってなかなか進まない。何かがおかしい。 東京の交通機関は十分な本数がある。がらがらの車内を見る…

Twitterと言葉

半年以上つぶやいてみてわかったけど、Twitterは言葉を軽くするメディア。僕の中でも言葉はずいぶん軽くなった。重たい話を長々とするのには全く向 かないツール。最近時間なくて本読めてないけど、Twitter以降の文学というのはあるんじゃないかと思う。ラノ…

忘れること

設計において「忘れる」ことをどれだけ前向きに考えられるかを思う。どうしてそう決めたのか、完成するまでの間に何度も忘れる。逆に関わる人みんなに忘れられているということはそれだけデザインの強度が弱いということでもある。 そういうところに何度も手…

積み重ねること

人生って素晴らしいって思うのは自分が何かを積み重ねてきたことを実感するときであって、唐突に新しい何かをなし得た時などでは決してない。 子供を持つことで感じられる幸せというのはまさに人生を代々積み重ねているのだと感じられるところにある。 積み…

コクリコ坂から/宮崎悟郎

宝石のようなアニメ。 自分の子供の世代に自信をもって伝えられる作品。そして建築に代わって日本の原風景を後世に伝えていく、ジブリアニメの真骨頂。コクリコ坂から(ロマンアルバム)作者: アニメージュ編集部出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/08/1…

ルパン三世展@銀座松屋

いろんなアニメーターが読み替えをして継承されていく文化。少しずつ表情の違うルパンが楽しい。