訪れたのは何年ぶりだかもう忘れてしまったが、いろいろモチーフとなっている海外を旅して歩いていた間にこれを巨大なインテリアとして切り捨てて敬遠していたのかもしれない。でも久々に訪れてデザインの視点で見るといくつかのアトラクションが相互に干渉…

カラオケで朝まで大暴れした挙げ句、krvと神宮のバッティングセンターに早出特打ちしたおかげで爆睡の土曜の勉強会と夕方の打ち合わせの合間、山の手を軽く1/5周くらいして品川まで赴く。 はじめて訪れる原美術館は、日本の美術館らしからぬ印象的な感じで、…

長屋住宅形式の共同住宅のコンペをやっていて僕は、ふと小学生の頃発明家になりたかったことを思い出した。発明をして人々を幸せにしたいというのが小さい頃の夢だった。 ふと今の事務所でボスの文法を踏まえて僕が考えていることはそれに近いんじゃないかと…

雪が小降りになったので自転車をこいでわざわざこの一枚のために坂を下る。人と車のレイアウトが普段と全然変わっていてそれが街の白さよりも面白い。 巷で大騒ぎになっているだけのことがあって、とても20歳そこらの新人バンドとは思えないチカラがある。音…

ものすごく平凡なんだけどあまり記憶にないほど素敵なラストシーンに久々にポストモダンの社会を象徴的する一冊を読んだという気になった。映画にしてみたい。優れた作家だと思う。

だいぶ前に読んだこの本の中に「形式性はその追求によってのみ破綻する」というようなフレーズがあって、最近至る所で共感するように思っていたのを、ライブドアの一件で再認識する。株式会社という形式を生み出した本質の部分から形式だけを追い求めて形骸…

最近こんなんばっかり読んでいるけど、この作家にはクリエイティビティがあって、なおかつ日常や心情を誠実に言葉にしていて非常に好感が持てると僕は思った。 作品の中の結婚式のスピーチの一説に「文化」という言葉が出てくる。 「夫婦のようになったと感…

舞い込んできたプロポーザルコンペの敷地見学のため、目白の奥の中井というところに足を踏み入れる。大江戸線で新宿から10分とは思えない閑静な住宅街で、現在は博物館になっている敷地隣の林芙美子邸(設計：山口文象)に入るとミニチュアのように小さいスケ…

平日夜中に帰ってきても疲れてすぐ寝てしまわないワンモアジョイオブライフのために少しずつ見る映画シリーズ第1弾。 ゴダールの中にある現代性って例えば気狂いピエロにも顕著に表れているけどあらゆるシーンや展開がフラットなところだと思う。気を抜くと…

20代後半の女の子と老人の関係を描いた芥川賞受賞作。 情景の描写と心情の描写が文章としてフラットにつづいていく。 つづいていくから、考えていることにそんなに意味がないように見えていって ゆるく常識を逸していく辺りの感覚あたりとても面白い。 そも…

にはまっている今日この頃、カウントダウンジャパンで見て以来。 Dreamlandで当たったから色もの扱いされがちなのだろうけど、純粋にかっこいい。

分かりやすい構成が少しずつずれていることがこの建築に非常にたくさんのシーンを与えていて、 自ら設定した「枠組み」からの逸脱の仕方が絶妙に思える。 家の中から自分の家が見える経験も非常に楽しい。 居間にいるとキッチンや風呂が収納と一緒にまとまっ…

お施主さんに会いに和歌山に飛ぶ日曜の朝。 朝日が昇る頃に家を出ると、冬の澄み切った空気が世界をいつもよりくっきりと映し出している気がする。 と思っていたのが、羽田についてメガネを外したときに気づくカラクリ。 世界でなくて変わっていた僕の視力。…

ブスでデブで暗くて少しも魅力がない女の子が主人公の小説。 でも考えてみれば字面によって表現される小説の世界って人間の想像力にいつも何かしら魅力的な要素を強いるという構造があることに僕は気づく。 と書いてみたけどもしかしたら村上春樹とか角田光…

バーゲンと仕事を行ったり来たりする土曜日。自転車で坂を下ればすぐBEAMSにつく便利だ。 夕方は渋谷の丸井まで出てセール品のメガネを買った。 27にしてメガネデビューで、店員さんが陶芸品でも扱うようにメガネを扱っているのが面白かった。 かけてみると…

築地の電通テックに負け戦の首を引き取りに事務所の車で246を東へ走る。 仕事中にドライブなんてずいぶんいい身分だ。 せっかくなので帰りがけに銀座によってミキモトを見学。 修論のサンプルに入った最後の作品。 キレイに出来ていたけど、思考される「奥行…

吉岡賞にも輝いたボスの住処を訪ねる。 キッチンやトイレ/バスなどの水回りが外周部に回っているシンプルな構成。 通常奥まったところにあるような住宅の機能部を外へと押し出すリバーシブルな構成。 僕はこれを見てボスの興味の具体的な部分がよく分かった…

事務所総出で明治神宮へ。何をお願いするかという話になったときにickwさんが、言葉だと長くなるから映像でお願いしてみたらという話をして、僕はそういう映像で思考する技術の可能性について考えていた。 そもそも脳は言語によって鍛えられているし、 僕が…

今シーズンの初雪山で夜明け前から水上まで。 噂以上のドカ雪でその日もドカドカ降って、半日滑っている間にiremnの車は半分以上埋もれた。 これだけ降っているのに例年春しか行かない僕はゴーグルでなくてサングラスで、圧雪されていない雪も 完全視界ゼロ…

誰かと見に行く約束をしていて結局行けなかったのを今になって見る機会を得たけど、今となっては誰と見に行きたかったのかも分からなくて、少なくとも一人で見に行かなくて良かったような映画だ。 原作で書かれている孤独感の後につづくいくつかのシーンがこ…

大学時代の親友で3馬鹿トリオと呼ばれたひとりのchkrが帰省してきているのを今年は運良く捕まえてバーゲンに繰り出す。ものすごい混みようで、この時期に流されて買われる無駄な消費と日本の経済の行方について考えていた。 今年は株に手を出せば儲かるかも…

今年もよろしくお願いします。 僕にまたステキな出会いがありますように。 僕にあらゆるものへ真摯な探求がいつもありますように。 皆々様におかれましては僕より幸せになりませんようにw 今年も足りない発想力と記憶力を補うため 日々懲りずに日常を言語化…