2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

記号と実体

コンペのスタディの一過程で出てきた模型の名残。 ふと見ると断熱材が断熱材記号の形をしていると思って 面白かった。ただそれだけ。 すいません。

ハードアウトドア

最近彼女が教習所に通っているらしいのだが、 先日「君大人しそうだけど割とハードだねぇ」と言われたそうで まあ運転に性格が表れるのを一番身近に感じている教官とは言え 僕はなかなかの観察力だと感心してしまった。 ところで僕は「ハード」という言葉に…

表参道ヒルズ/安藤忠雄

コンペに煮詰まった明日も雨的な憂鬱を振りほどくべく、 自転車で坂を下ってたどり着くと相変わらずすごい人の量。 表参道沿いに水の流れがあったり、坂の空間体験とスロープが一致しているあたり 予想していたより建築は悪くなかったが、 ひたすら人間を流…

太陽の帝国/スティーブン・スピルバーグ

何故だか全く見たことがなかったのをジジェクの本に引用があったのをきっかけに頑張って夜更かししてみる。 でもそうやって新しい視点をもってものを見ることでそこに隠された象徴性に気づくのは非常に楽しくて、主人公である裕福な家庭の息子ジェイミーが突…

落城

最近のゼロ議論的な状態と無駄になっていく鬱屈したスタディの中、もうここで決めないとどうしようもないという打ち合わせに、いい加減に余計なこと言ってクビになることまで想定して臨んで、顔色を伺いながら外堀を徐々に埋めて、周りの反応も見ながら状況…

ワルダクミ/マボロシ

彼女の影響で最近はJ-Hip hopをよく聞くのだが、坂間大介(Rhymester)と竹内朋康(SUPER BUTTER DOG)の2人によるこのプロジェクトは秀逸。 シュミラークルとかサンプリングとかポストモダン社会においてものをつくることの新しい方向性を僕らに問う。 お…

コラージュ・シティ/C.ロウ

ISBN:4306061124 再読。結局僕らは未だにヴェンチューリとロウの議論の手のひらの上だとよく思う。 ファサード(アムステルダム・サウスの)はパブリックとプライベートの境界をうまく定めているとは言いがたい。それは曖昧模糊としている。また18世紀のエジン…

斜めから見る―大衆文化を通してラカン理論へ/スラヴォイ ジジェク

ISBN:4791753755 「斜めから見る」というのは平たく言えばひとつのものを異なった視点から見ること、それによってある事象が別のつじつまを持った角度を探して見るということなんだろうけど、日々膨大なスタディを無駄にしながら、建築を探求する者にとって…

ディボース・ショウ/コーエン兄弟

コーエン兄弟がいつも描いているのは自分の中に本質的にある欲望が引き起こす事件とそれを押し込んだところで展開する日常生活とのわずかな距離であって、この作品では凄腕ながらも一方で本当は離婚なんてさせたくないとどこかで思っている離婚訴訟担当弁護…

マイ・アーキテクト/ナサニエル・カーン

朝いつも通りの時間に起きて、目的地を一駅分だけ南西にズラし、朝からラブホテル街を練り歩いてたどりつく北山さんの新しい映画館。けんちくはぜんぜんつまんない。。 カーンの愛人の息子が亡き父の素性と最期を知るためにその建築や関わった人々を訪ね歩く…

集合性

一見パッとしないアイデアでもスタディをしているうちにデザインがジェネレイティブに決まっていく状態になって面白いと思えることが最近僕の中でよくあって、それは多分きっと僕が設計がうまくなったということなのだろうと思うことにして、ともかくそうい…

3畳ライフ

原宿夕飯を食べながら先輩が引っ越す話から住まいの話になる。 僕らみたいに毎日朝から終電まで働いている人間にとって 同じ値段なら8畳で山の手線外に住むより3畳で原宿に住めれば そっちの方がいいんじゃないかという話になった。 居住の都心回帰がはじま…

THE 有頂天ホテル/三谷幸喜

大きなものがたりはないけど多様で個性のあるキャラがいて、それぞれは一見何の関わりもないようで実は深く絡み合ってつながっているという、現代社会とは何なのかを非常によく描いたエンターテインメントだ。見事。

森山邸/西沢立衛

打ち合わせが夜に延びたのでチャリでひとっ走り紀伊国屋まで行って新建築を買う。 先週の土曜にボスが見てきたらしいけど 収納がないので殆どtokyo styleのようになっているとか、 なるほど図面にもちゃんと雑貨が描いてある。 それにしてもハウスアンドアト…

tentosen party(ライブ)/the miceteeth

仕事を一応の定時で抜け出して自転車で丹下健三の横を下り、道玄坂の交番横に自転車を止め、留学時代の友達で今は料理人のgtzを待つ。 去年の夏から3回目だけど単独で見るのは初のmiceteeth。 最近一押しのjpopスカバンドだけど、とにかく楽しい音楽をやって…

付け爪

その大江戸線の終電で帰っていると、会社帰りの人の他に六本木でいかにもこれから遊びますという感じで下りていく人も結構いて、車体の狭さといい、妙にドイツでの生活を思い起こさせて楽しい。 昨日も目の前に黒人2人と日本人らしき女の人が座っていたのだ…

時間移動

毎日国立競技場駅まで新宿線を森下駅で乗り換えて大江戸線を使っているのだけれど、実は新宿で乗り換えた方が5分10分早かったりする。でも森下からなら座っていけるし、六本木とか汐留とか築地とか青山とか遊べそうなところを縫っていくのでそうしているけど…