2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

かみちゅ/舛成孝二

文化庁のメディア芸術祭で賞をとっていたのを覚えていて手にしてみる。 ある日突然中学生の女の子が神様になってしまうという一見はちゃめちゃなストーリーなのだが、 どういう過程でそうなったのかも何の神様になったのかも説明が無くて いきなり神様になっ…

謝恩会

最近はアフター5のためにしか着ていないスーツを着て出社し、定時と共に自転車をこいで表参道へひた走る。 いまさら卒業おめでとうございますと言われても全然蚊帳の外という感じだけど、 外に出て眺める東工大を坂本先生や安田先生にぶつけてみる。 僕自身…

和洋セミナーハウス/ナンシー・フィンレイ+千葉学

ほとんど処女作といってもいい事務所過去作品の見学会。 わざわざ詳細に解説してくれる辺りのサービス精神はさすが。 細部までものすごいこだわりがあってちゃんと考えられていて そこまでしなくても。というとこまでちゃんと一生懸命考えられていて いろい…

アイデン&ティティ/田口トモロヲ

これは久々に心の琴線に触れた気がする。 僕も相変わらず自分に嘘がつけないままのキャラで生きています。 そりゃ最終的な自己実現のために少しは目をつむることも覚えたけどさ。 超戦略的な人の下で働いてはいるけどさ。 そんなのってやっぱりロックじゃな…

OH!スーパーミルクチャン

非常にくだらないけど、くだらないことを真面目に積み重ねている感じがステキ。 リフレインの特性をうまくデザインすることで 楽して楽しいものをつくっていると同時に 毎回比較可能になっている小ネタがたくさんあって ミルクチャンの電話の出方とか家賃の…

WBC制覇

朝帰りして寝て起きてから一日中テレビの前にいた。 イチローの豹変ぶりがとっても気持ち悪いけど 本当に野球を楽しんでいる感じがとてもよかった。 嫌な流れを一変させるプッシュバントの西岡に個人的にはMVPをあげたい。 シーズン開幕にむけて嫌でもテンシ…

週末的月曜ナイト

翌日が休みのときは飲まないとと思い立って 卒業を間近に控えて暇している留学時代の友達のyukiに声をかけて 留学時代の友達のgtzのいる世田谷ZESTに飯を食いに出かけ parcoも加わって結局朝まで飲む。 飲んだくれ。

オープンハウス(二子玉川のコンプレックス)/千葉学建築計画事務所

面白いと思うものとイイと思うものが最近僕の中で分離してきていて、 これは面白くはないけどいい建築だと思った。 ザックリしたデザインのものがザックリとできあがっている感じのバランスがいい。 安田さんとも少し話したのだけれど、 きっととことんやり…

メゾン・ド・ヒミコ/犬童一心

映画としては中途半端だけど ちゃんと人間の心情の曖昧な奥行きを描いたよい脚本の作品だと思う。 そしてこれを見て僕は比較的怒っている女の子が好きなのだと思った。 柴咲コウの怒り顔がたまらなかった。

手塚展/ギャラ間

手抜きにも程があると思う。 実は2期くらいにうちの事務所が控えているので、これはないなと思いながら見ました。 街に見えるというよりはゴミためのような2階のスタディ模型たちを見るともの凄く小さなレンジでのスタディが多くて、こういう仕事をしている…

cakeライブ/渋谷クワトロ

待望の来日公演、翌日の打ち合わせ資料をサクっと仕上げて自転車で駆けつける。 相方はスペイン首締め強盗被害者の会(会員3名)のasn氏。 音的にはカントリーっぽいロックにスカスカした機械音とトランペットが重ねられた感じ。 個人的に待望していただけあっ…

洗足の集合住宅/北山恒

4周ガラス張りのボリュームから出たバルコニーどうしが手をつないでコの字状につながって1棟になったような共同住宅で、コの字で囲まれた中庭には竹が植えられている。 パッと見て共同住宅のあり方としては面白いしオープンハウスとしてみると気持ちのいい空…

スタディの重ね方

僕がt師のところから今のボスのところで働くようになって一番違うと感じるところはスタディの重ね方であって、 根が貧乏性でとことんまでデザインをしないと気が済まないt師のところから来た僕には、 正直なじめないと思うところも多々あったのだけれど、 そ…

コジコジ/さくらももこ

横暴だけど筋が通ったことを言うコジコジによく似た彼女のススメで手にしてみたけど、 学校に3年もいながら勉強なんてしたことがないよというコジコジに これこそはダダだと思う。

オープンハウスin神楽坂/ヨコミゾマコト

コメントなし。

日曜日たち/吉田修一

日曜日をテーマにしたそれぞれ独立した短編集なのだけど、 必ず登場してくる幼い家出兄弟がそれぞれの話を紡いでいて、 それがいつのまにか個々の話のまとまりを超越して 最期には長編のような結末が待っている辺りの暴走的構成に萌え。

ジャバウォッキー,その他の短編/ヤン・シュヴァンクマイエル

江東区の小さなtsutayaにも意外とあるもんだなヤンシュヴァンクマイエルー、と思って借りたのを 終電帰りの毎日夜な夜な見る一週間。 おもちゃや粘土細工をコマ撮りにしてつなぎ合わせたアニメーション(というのか?これ)で、 元々生命がないものをコマ撮り…

鎌倉浄妙寺

のんびりとスタディをしていた前日の夜に、暇バレしたのかボスに呼び出され新しい仕事を振られた。 鎌倉の住宅地に建つ割と低予算の住宅で、早速敷地を見に朝鎌倉へ向かう。 だいぶ暖かくなったせいかお年寄りを中心にかなりの人出があって まばらに咲き始め…

風俗店的ラーメン屋

昼休み本屋に行きたくなって自転車にまたがり渋谷への坂を下る。 今月は全部当たりのa+u、新建築、jtを全部衝動買いして丸井前の一蘭で昼飯。 初めて入ったけど、間仕切りで仕切られたブースで目の前も暖簾で目隠しされて たまにちらっと厨房とさらにその向…

文化庁メディア芸術祭

土曜の会社をさっさと引き上げて毎年楽しみにしているメディア芸術祭へむかう。 毎年規模が大きくなって訪れる人も増えている気がするのは、 社会がこういう一見何の価値もないものにどんどん関心を寄せるようになったという構図の表れだと思う。 毎年アニメ…

超俯瞰的建築

ここ最近コンペ案をまとめようとする度、必ず俯瞰パースを書いている僕だが、それは多分cmaの建築の質を素直に捉えた結果なのだと思う。 単純に平面的なのともまた違う。 平面の中に奥行きがあって全てが見通せたような状態の建築がいつもある。 そういえば…

コンペの終わり

ひとつの模型の周りに10人近い人間がジェソを塗ったり、木を植えたり家具を置いたりしている様は、なんとなくAVを思わせる既視感が漂っていて、それでも例によってボスがワガママに案をひっくり返してから何日もたっていないのに、ここまで完成度の高いプレ…