2006-01-01から1年間の記事一覧

イキガミ/間瀬 元朗

最近カテゴリに本て書いてるけど8割マンガだな。。 先日街を徘徊して本屋を3件くらい回ったら3件ともフィーチャーしていたので思わず買ってしまう話題のマンガ。 人口増加防止と命の重みを大切にするための法律、国家繁栄維持法。 1000人にひとりが10〜20代…

東工大忘年会

忘年納め。赤坂の地下の船の上で行われる。シマアジを釣って食べた。こういうイミテーションも馬鹿なスケールでやると結構いいものだと思った。

高校サッカー開幕戦 暁星vs滝川二

国立のスタンドがミュンヘンのオリンピックスタジアムに似ていて、生でサッカーを見るのはあれ以来だと懐かしく思い出す。10年ぶりの全国大会の試合が国立であるということで集まったOBの数に心温まる。 ほとんど10年ぶりに会う友達もいて、結婚していたり子…

鉄コン筋クリート/マイケル・アリアス

忘年会と忘年会の合間、会社と大学の社会性の合間、恵比寿と恵比寿の合間に渋谷で見る。 凄い。いろいろな記憶を紡ぎあわされたように出来ているこの街の画は上海やバンコクのようであり、昭和40年代の日本の下町のようであり、モロッコのメディナのようであ…

cma忘年会

今年はお手軽フレンチ、2次会はいつものflaxだったのだけど辞める人もいてプレゼントの手配などで非常にあくせくする。ボスが磯崎アトリエにバイトに行っていた頃の事務所の張りつめた空気について話し、所員間の議論不足について指摘する。1人辞めたことで…

東京物語/奥田英朗

70年代後半から80年代の1人の青年の東京での日常の生活を描いた私小説的青春小説。当時の時事ニュースが主人公の日常生活に重ねられていく。実際に体験したことがないのに懐かしいなと感じてしまうのはやはり僕らが今その後の社会に生きているからなのだろ…

よつばと/あずまきよひこ

マンガに流れる時間て思えばずっと曖昧で、どらえもんやサザエさんが歳をとらないことや最近のデスノートみたいなものすごい展開と時間の流れの早いマンガに代表されたりするのは、それが週刊雑誌をベースとした短篇集であったからなのだと思うけど、このマ…

振舞いの修辞/チュートリアル

クリスマスイブに家に1人、M-1グランプリを見る。オイ。 圧倒的に面白かったチュートリアルは振舞いの修辞を重ねることによって生み出されるズレが絶妙に巧くて、冷蔵庫を買ったという話を徳井が新築の家を買ったかのように聞いていくことによるギャップが…

塚本研忘年会@H&ABW

夕方17時、家で用意して火にかけるだけの料理を持参で行くと、家の前で草むしりするt元師。 あやうくスルーしそうになる。 研究室の留学生とインターンのおかげで異様に外国人の多い忘年会、50人近い人がひとつ屋根の下に集まる。 面白いのはサーブする側と…

ジェリー/ガス・ヴァン・サント

久々にマット・デイモンを見たくて借りる。砂漠を迷い歩く2人の男の話。そのストーリーに対する脚色が一切ないことで、ものすごく観念的になっている。壮大な風景に人間が2人しかいなくてカメラはそれをものすごくひいた視点から撮っている。現実からでき…

ワンダフルライフ/是枝裕和

死後、天国に行くまでの1週間、自分の人生にとって最良の想い出をひとつだけ選ばなければならない。その想い出を語る各人がものすごいリアルだ。 人間の記憶はきっと曖昧で、反芻している間に少しずつ変化しているのだろうけどでもこうして僕が記憶にどこか…

訃報ジェームス・ブラウン

セックスマシーン逝く。合掌。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061225-00000005-notr-musi

ピーター・ドハーティ結婚!!

だってよ。うきゃー。 00年代のカート・コバーンになるのはピーターだと思ってたのに。。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061224-00000080-jij-ent

Little Barrie ライヴ/@代官山UNIT

仕事を定時で抜け出して自転車で明治通りをこぐこと10分。代官山は少し距離がある。 スペインで襲われ仲間のasn氏と久々のライブはサマソニ以来。。 ぢゃないか。シャ乱Q見たか。。 前座がFive o'clock Hereosというバンドで80年代的メロディと80年代的ボー…

東京マリーゴールド/田中麗奈

金曜にkrvと事務所の面々と原宿で飲んだときに、ふとこの話題になったのを思い出して借りてみたけど、実は初見で、田中麗奈の映画は大抵抑えているつもりだったのにまだ見ていなかったというのは、きっと彼女が留学から帰ってくる1年の間だけでいいからアタ…

カスバの男/大竹伸朗

大竹展の影響。自分も行ったことのあるモロッコを彼がどう見たのかを知りたくなって手にする。 日本や東京と全く比較したくならない異質さとバスの中でも常に流れていた奇妙なアラビアンポップスのことを懐かしく思い出す。あのとき僕はドイツからモロッコに…

頭を触られること

この1年はずっと地元の同じ美容院に通っていて、僕がそこに行くようになったのはそこが川沿いの公園に面した大きな硝子張りのビルの2階で、見える景色がとても気持ちよかったからで、もう1年同じ人に髪を切ってもらっているうちに、そこに生まれた信頼関係の…

ヒストリエ/岩明均

紀元前を舞台としたアレクサンダー大王の書記官エウメネスの生涯を書いた作品。こうして全く思い描いたことのない社会の生活を目の当たりにするのはとても楽しい。知的好奇心をくすぐられる。 単行本が年に1冊しかでないのがイタイ。

もやしもん/石川雅之

音大マンガに引き続きskriに借りる。菌が目に見える主人公と農大を舞台にした農業マンガ。これ抜群に面白い。 根底にあるのが知識とエロだ。 読んでいて細菌の詳細な知識にたいする知識欲を、農大に相応しくないミニスカの女の子たちによって引っ張られてい…

のだめカンタービレ/二ノ宮和子

事務所のMs腐女子ことskriに借りて全巻読破する。 ふと最近は聴覚に頼って音楽を聴いていないことに気づいて、聴覚にもっと依存していたメタラーだった頃を何故だか思い出す。 でも音大って弾く楽器も違うし弾き方も違うし、秀でたキャラクターをつくるとい…

形式の培養

実際にスタディしている人間の感覚を正直に言葉にしてみれば、うちの事務所のやり方というのは既に確立されてある形式をそれぞれ異なる建築条件を持ったシャーレの中に入れて培養するようなものだと思う。培養しているうちに菌と一緒でその中の与条件に併せ…

デフォルメされるローカリティ/千葉学講演会

ギャラ間展覧会と共催のボスの講演会に事務所総出で向かう。“そこにしかない”ことと“形式”の間を行き交う思考について。“そこにしかない”ことには敷地の条件からプログラムからお施主さんの細かい要望まで含まれていて、それを常に曖昧にしたまま話が決まっ…

シティ・オヴ・グラス/ポール・オースター

処女作。探偵小説のようにして始まり、どこまでも深い闇に落ちていくストーリー。一端読者に提示したあらゆる欲求を最後まで裏切り続けるようなそんな展開。ニューヨークの格子状の都市の構造の中でどこまでもアノニマスな存在になっていく孤独感がたまらな…

大竹伸朗 全景/MOT

噂に聞いていたけど、ものすごい展示の量で1人の人間をフィルターとして世界を描いたときにこれだけいろいろな表現によって描けるものだということにまず感動する。ものをつくる人間のスタンスがどうあるべきかを見る思い=熱中症。 展示がスクラップブック…

ギャラ間打ち上げ

総勢40人。千葉事務所主催の合コン状態。 ボスの昔話を聞いたり、若い学生のふっかけてくる議論に付き合ったり、 留学の相談に乗ったり、若い女の子にドキドキしたり、skriに脱がされそうになったり。 しているうちに携帯無くした。。。。。

パプリカ/今敏

夢の中に入れる装置とその暴走を描いたSF、原作は筒井康隆。 エターナルサンシャインとも似ているけど、夢の世界がいろいろつなぎ合わされていく感覚が楽しくて、アニメーションだからできる想像力の応酬。 夢がいろいろな記憶のサンプリングで出来ていると…

80sPOPリヴァイヴァル

Le Sport/Euro Deluxe Dance Party 80sリヴァイヴァルって慢性的にある気がするけど、本流になりそうな勢いをタワレコの試聴器の前で感じる。で、これペットショップボーイズの雰囲気漂うスゥエディッシュポップの2人組。割とイケメンぽいけどなよなよしてい…

となり町戦争/三崎亜紀

図書館で借りてきてようやく読む。 前半はすごく面白かったけど後半少女小説になっちゃって残念。 我々にとってイメージとしてしか伝わってこない戦争をどのように実態として感じられるか。そのギャップで戦争を描こうという姿勢は発見的で面白い。 イメージ…

コンペ5終了

1/50の巨大な模型を2つ車に積み込み、自らハレパネを切るボスを横目に一足先に二子玉へむかう。着くなりプレゼン中に寝ると困るからカフェで寝ててとの指示。眠れるかどうか迷っている内に爆睡し、気が付くと横にボスの姿。 プレゼンは一通り説明すると開口…

ここにしかない形式〜千葉学展/ギャラリー間

模型が巨大な周辺敷地も含めて7つあるだけというシンプルな構成。 もっとお互いの模型や模型を置くことの微妙な相互関係とかがあれば良かったと思うし 周辺敷地の何をつくって何をつくらなかったのかの取捨選択が分かる必要があったと思う。 建築が環境とな…