STAR WARS EPISODE 3

正直面白かった。
ストーリー上の流れと20年以上前の続編との間で時間軸が交差していく。
近づきながら戻っていく「世界の終わり…」的感覚。
しかもその時間軸は続編のストーリーから戻っていくものと
実際にその続編がつくられた間に僕らの周りに流れた20年を戻っていくものの
2種類があってその間を僕らの頭の中で入り乱れていく。
まあ前半のもの凄い迫力のあるCGから比べると、後半突然衣装がダサくなっていくあたりとか
実際結構滑稽なのだけど、それでもなお脳を刺激する。
ただ僕としては宇宙船の重力のシステムがどうなっているのかとか、
溶岩で覆われた活火山の惑星に生命はどう住んでいるのかとか
そういうSF的な追求がもっとあって欲しかったと思ってしまうが、
人間の能力や文明が発展した世界ほど、人間の本質的、動物的感情によって
簡単に壊れてしまうのだというテーマはよく描けている。