夜桜

事務所にフレッシュな新人が入って、その歓迎会をかねて代々木公園で夜桜。誰かが発電機で照明を焚いていたのを、虫のように群がって花を見る。
気づくと近所のysmr事務所が近くで飲んでいた。
考えたら花見という習慣がついたのって僕にとってはここ数年のことで、まあお酒を飲めるようになってからまだ何年もたっているワケじゃないけど（嘘）、桜ってやっぱり歳をとるほどに美しくなっていくもので、もちろん桜自体は美しさを例年磨いているわけではないので、僕らが桜に記憶を重ねて見ることを、年を取るにつれて美しいと感じるようになったんだろう。
もちろん花見をしていても実際は花なんか見ていない人もいる。花は起爆剤でしかない。しかしそこに敷かれるブルーシートはアーキテクチャであるし、それが集まってできる雰囲気や、引き上げ際にお酒余っちゃったんでどうですか？と配って回る人たちの感じは非常に都市的なものを感じる。