ゲド戦記/宮崎吾朗

ゲド戦記 [DVD]

一応借りてみてみた。。。
街といい城といいポルトガルリスボンを思い出した。
具体的にひとつの街の名前に行き着いてしまうと
創造力を欠いている印象を受けてしまう気がして
そういう意味では鉄コン筋クリートはすごくよくできていたと思う。
お。と思ったのは序盤の砂の丘陵に難破船が並んでいるシーンだけ。
そこから何かが始まるのかと思ったけど
いつ始まったか分からないストーリーがいつの間にか終わってしまった。。
アニメでも建築でもそうだけど
どういう画を描きたいかって大事で、
僕が宮崎アニメの中でラピュタが一番好きなのは、
画から先にできている印象がものすごく強いからかもしれないで、
その画にリアリティを与えるために構造やストーリーが出来ていく、
ってのが自然だと思うんだけど、ストーリーばかり先にあって
結局描きたい画がなかったことが最大の失敗だと思う。