(500)日のサマー/マーク・ウェブ

男子と女子の恋愛感の違いをよく描いている映画と思う。
若いうちは男子の方がロマンチストでそれが故に慎重で、女子の方が現実的で大胆。
男子目線で言うならこういう失恋を重ねるうちに、男子はだんだん現実的=ドライになって、手法はこなれて大胆になるけど傷つくのを恐れるようになるから踏み込まなくなって、価値観は逆転してくる。


構成を複雑にして痛みをやわらげていたのでだいぶ助かったけど、最初からオチの分かっていた展開に、僕はもう分かったら心の傷をえぐるのはやめてけれ。どうにかハッピーエンドになってちょうだい、ズーイー・デシャネルめっちゃタイプやねんと無駄な期待を抱いてしまったが見事なまでに予想通りの展開。
でもダメージがのこらないくらいには爽やか。