乗り物

crz_joe2004-06-30

朝、通勤ラッシュに便乗し川沿いをトラムで走って市場へと向かう。僕は対岸を同じように停車を繰り返しながら併走しているトラムを眺めている間に危うく乗り越しそうになった。市場を散策しながら朝から名物パプリカ料理を割としっかり食べる。天気がいいので街の北にある公園まで行き、その中にある温泉へ。久々の湯船に水着でつかりながら、僕はふと違和感を感じたことに気づく。老若男女誰も裸じゃないのだ。僕はすっかりドイツ的感覚に慣れてしまった自分に恐怖を覚えながら外に出て体を焼きながら昼寝。
風呂を出ると死ぬほど喉が渇いていて、ビールを500ml一気に飲み干す。すっかり気分が良くなって西側の高台にまた戻り、そこでぼんやりと街を見下ろしながらまたビール。この街の抱える日常をすっかりはみだした僕は、何をしても観光客の一部になってしまうプラハよりもこの街のことを好きだと思った。