昼から夜のピアノ

ミュンヘン時代の友達で料理人のGZとその友達のライブに行く天気のよい土曜日。ライブが始まるのが13時からで座れる椅子もあって日光も降り注ぐライブハウスなんて初めてだったけど、始まったのは意外と夜向きなピアノボーカルのライブでみんな華があって素敵だった。3番目に出てきたのが現役の小学校の先生で僕はポストモダニズムだなあとつくづく感じたけど、毎日人前でしゃべってるだけあって場の空気を先読みしてしゃべるMCさすがだった。ピアノのメロディにのせられて歌われる歌詞を聴いていると、良くも悪くもそこにラブソングとして構造化された体系を見た気がしたのだけど、そこでふと僕は草野マサムネの歌詞がいいのはその言葉の持っている構造の体系を微妙に外しているからなんだ気づいた。