夢の住人

中学の同窓会に出ると懐かしい顔に混じって渡部篤郎がいた。僕は友達に何故暁星中学の同窓会に渡部篤郎が来ているのかを訪ねた。普通のことだ。渡部篤郎は普通の中学の同窓会に来るべきではないと僕は思ったのだ。だが友達の反応は僕の予想に反したものだった。え、覚えてないの?と驚いた顔で友達は僕に聞いた。渡部篤郎は中学1年から2年まで僕と同じクラスだったというのだ。そういえば確かに見覚えのある顔だと僕は思った。そういえば僕らは席が近かった。仲も割と良かったはずだ。でも年齢の違う彼がどうして同級生だったのか、どうして卒業までいなかったのか、僕は全く覚えていなかった。
きのうはそんなゆめでした。