案内人

crz_joe2005-03-27

犬小屋でkrvと盛り上がりながら朝を迎えて家に帰ったのが9時近くで、フランス人たちに鎌倉を案内するという12時の約束は到底守れなかった上に、15時の再集合の時間にもしっかり遅れた銀河系も超えていきそうなほどにスカッと抜けた青空の日曜、それでも埋め合わせをするようにパーティへの合流を遅らせて銭洗弁天と大仏などをkzeと共にフランス人を引き連れて巡る僕の頭には保坂和志の空気感を楽しむことしかなかった。
日が暮れてから鎌倉の外れのパーティ会場へ向かうとそこは、切り妻屋根の大きな空間の内側が全てグロテスクな彫刻によって塗り込められたお屋敷で、僕は海辺のカフカに出てくるジョニー・ウォーカーさんのことを考えずにはいられなかった。着いてみるとパーティーはもうすっかり峠を越えていてメインのライブも終わっていたけど僕らはその異様な空間で飲む酒と、その彫刻家の親子の周辺の人々との会話を楽しんで、回転寿司を吐きそうになるくらい食べた。