SOMMER SONIC05 2日目

結局2日目も参戦。研究室のスウェーデン人のオススメ、CAESARSからスタート。
曲がiPodのCMでも使われたせいもあって、すごい人気。
演奏も悪くないしかなり盛り上がる。
きっと日本のライブが盛り上がるのは、協調性が高いからなんだろうなとふと僕は思う。
海外でライブに行くとみんな思い思いに楽しんでしまう。
周りと一緒に手を叩いたりするのは一種の民族性だ。
つづいて僕のこの2日間のハイライト。Little Barrie

3ピースのRock'nRollバンドで、まったり踊らせる音。
前列でみてももみくちゃになることのない嬉しさ。
前日の縦揺れのリズムがまだ体に残っていることに気づき少し戸惑う。
彼らのベースになっているのは明らかにJAZZで、
ここでもROCKという「枠組み」は後からついてきている。
僕は体を揺らしながら結果として建築という「枠組み」をつくっているような状態について考えていた。


終了と同時に友達と合流し、ビールを飲みながら笑い飯をみる。
お笑いと言えば関西弁という構図の強調が非常にうまい二人組だなと僕は思った。
別れを告げて懐かしい幕張の浜へ。
昔はマリンのナイトゲームのあと、よくここで野球をしたものだった。
それが非日常性をあおり立てる空間に変化していて楽しい。
目当てのthe Miceteethは大人数なのでサウンドチェックも自らが行い、じゃあ3時からやりますとボーカルの次松さんが言い残して出て行く、アットホームな雰囲気。
集まった人数こそ多くないが、みんながみんなビールを片手にゆらゆらと踊って笑っている。

僕はこの1年で色々な人に出会って、そのうちの一人が僕にこのバンドのことを教えてくれて
それから苦労して論文を書きあげてやっと今、この状況を心の底から楽しめている事実があって
そういうこの1年の自分の蓄積を振り返りながら有頂天になった。
ビールと青空と大好きな音楽。振り返れば入道雲=幸せ。

最後はマリンスタジアムに戻り、アジカンKASABIANを流しながらWEEZEROASISの懐かしい曲に再び飛び跳ね大合唱する。2バンドともキラーチューンの多いこと。
あれも聞きたかったこれが聞けなかったと嘆いてしまうけど、2バンドとも素晴らしいライブを見せてくれた。
OASISWEEZERもベタでいいんだよ。つくり手に回るとそういうの許せないの分かる気がするけど。
もう10年以上昔から聞いているのにいつまでも彼らの音楽を聴いていられることがこのうえない幸せ。

いろいろなことが懐かしさを伴って、許せるようになってきた気がする。こういう歳の取り方は愛せると思うな。