SOMMER SONIC05 1日目

僕にとっては江戸川の花火大会と同じくらい重要な夏の風物詩。
二日酔いと睡眠不足を引きずりながらも、勢い余って開始前に一人幕張メッセ入りしてしまった。
まずはThe SUBWAYS
若さが爆発したようなROCKで、何がROCKであるかというのを全身で表現していた演奏で非常に好感を持てた。
そこからお笑いに走って猫ひろしへ。
自分でネタ振りをしといて、それを落とさないでどんどん次のネタに入っていく当たり。ちょっとすごい。ラーメンズのたかしと父さんを思い出した。
ここで高校の後輩と合流して、モニターでマリンスタジアムの再結成Buckcherryを見た。
昔6年くらい前に初来日を二人で見に行っていて、当時を懐かしむ。
ボーカルのジョシュア・トッド(男)は全身TATOOで男臭いのに相変わらず色っぽい。
それから前評判の高いThe Arcade Fireを少しだけ見る。
カナダ出身7人組でバイオリンやらシンバルやらヘルメットやらを7人が好き勝手奏で歌いながらドラムとギターボーカルがそれを音楽としてまとめていく感じ。
結果としてROCKという枠組みになっているという状態がすごくカッコイイ。
「枠組み」という言葉が今の僕にとってのキーワードになっているのだとこれを見て気づく。
で飽きる前にInterpolへ逃げる。
こちらは一転クール。カッコイイけどROCKの中でもさらにつくられた流行の枠組みの中でもがいている感じがする。
Buckcherryを見て昔のHR/HM魂に火がついたせいで、ここから一人マリンのDEEP PURPLEを見に走る。
普段はマリンのライトスタンドが僕の定位置だけどこの日ばかりはグラウンドから外野席につくられたステージに酔う。でもやっぱり1塁側のベンチとか気になってしまう。

20代30代のアーティストが多い中、一転60を超えるようなおじさんたちがでてきてジャムセッションを始めたと思うとHighway Starのイントロに。僕の中の懐かしい血が沸騰する。
間違いなく「枠組み」の枠のひとつをつくった人たちの音だ。
顔を真っ赤にしてシャウトするイアン・ギランがすごいかわいい。
アリーナの前に出てSlipknot
周囲にはかわいい女の子がたくさんいて、キャーとか絶叫するあたり、精神的な構造を疑いたくなる。
こういうコとつきあったらどうなるんだろうと僕は想像する。
そもそもSlipknotのTシャツとか着ちゃっているコは、はっきり言って普通じゃないんだろうなと僕は思う。
そんなひとたちがみんなもうもみくちゃになって、尚汗だく。
肝心のアクトは盛り上がったけど、反面マスクを取ったり、もうだいぶ自分たちの道に疑問を持っているという感じで、もっても次のアルバムが最後になるだろうと僕は思った。
トリがNine Inch Nails
昔の旅仲間と合流してスタンドでまったり見る。マシンの一部のような完璧な演奏には脱帽。
僕はそういうのにはRockの精神を感じない。でもかっこよかった。
好きになりそう。