プレーオフ第2ステージ第三戦

O島さんと田井さんにつかまって飲む2件目で、僕はどうしても王手をかけた最愛のチームの14年越しの恋の行方が気になって仕方なく、携帯で8回4-0リードの知らせを見るとさすがにもうどうにもたまらずに抜け出して、雨の中自転車で荒川を渡ってなお必死にこいだが、びしょびしょになりながら14年間本当に弱かったチームのことを思い出すと、感極まって雨に濡れているのをいいことに半泣きになり、土砂降りの川原に誰もいないからとひとり応援歌すら歌っていて、それでもここまで弱い中でも応援してきて胴上げの瞬間に立ち会えない悔しさに、2件目に付き合ってしまった自分を恨みもしたが、やっとの思いで帰ってみると4-4の同点に追いつかれていて、それどころかそのままあっさりサヨナラ負けを喫して、僕は今年はこれで優勝を逃したという思いと、神が僕にその瞬間に立ち会うチャンスを残してくれたという都合のいい解釈との間で揺れ動くこともなく凹んだ。