2005-10-26 東京湾景/吉田修一 本 通勤中結構座って本を読めるのが嬉しい。 僕はラブストーリーなんて文章の叩き売りでしかなくて 軽薄で全然本質的でないと思っていたけど これは本当に読む価値のあるラブストーリーだ。 人が人を好きになっていくこと。 人を好きで居続けられないこと。 そのことに絶望していくこと。 それでもまた人を好きになってしまうこと。 僕らはこの中を右往左往しているだけで、 僕は長いこと絶望からはい上がれなかったけど 誰だってそうなんだ。