夏休み3 大阪

2日目。京都に行くでもよかったのだが、もはやこれ以上アミューズメントパーク的なところを歩くのがイヤな感じになって大阪の街に出る。なんば周辺を歩くと電気街的な場所から一歩はいると家具問屋街みたいになって、東京より身近なスケールで、それでもなお集まっていることで得られる価値が街をつくっている。歩いてみると、とにかく街全体が遠慮がない感じで、競うように看板を片持ちで張り出しているし、至る所に金券ショップがあるし。そして異常に長くてもさったい地下街。大阪変だ変だと騒ぎつつ串カツを食ったりビールを飲みながら挙げ句の果てには大阪城まで登る盛り上がり。ところで大阪城の石垣はものすごい巨石もあってなかなかカッコイイ。とにかく大阪、東京よりもずっと更新されている中に時間の積み重ねっているのがクリアなのが気持ちがいい。表面的に洗練されていることによって失われていない緩い感じ、許される感じがいい。IWGPみたいにクドカンあたりが大阪を舞台にドラマとか映画を書けばいいのにと思う。