2006-10-14 仏像/東京国立博物館 展覧会 森美術館のためのお勉強として見る。 全国のいろいろなお寺から重要文化財〜国宝クラスの仏像が集まってきていて 内向きに立っている様子はさながら仏像サミットといったところだ。 一本彫りの大きなものがむき出しで立っているのには迫力があった。 全体としてはだいたい年代の古い順に並んでいるのだが 出だしは小さな檀像、大きな一本彫りと続いて、このあたりは写実主義的。 続く鉈彫りは言わば印象派の絵画のような感じで 円空の作品に至ってはキュビズム、木喰はコミックアート的で こうしてみると仏像にも美術史的価値観に近い年代的水位を見ることが出来るのが面白い。