新しいリアル/伊東豊雄展

僕の修論で導き出されたタイプに伊東豊雄しか当てはまらないものがあって、そのタイプの狙いが“建築という固定された物質に流動性という動きを重ね合わせようとしている”というものだったのだけれど、正にその通りだったのだとこの展覧会を見て思った。時代によって表現は変わるけれど、軽快につくることよって、素材によって、構造によって、あるいはファサードによってそうした動きは常に表現されてきたと思う。おかげさまで巨匠になりました的な展覧会。かっこいい。