大橋晃朗展/ギャラリー間

crz_joe2006-11-17

昼休みに黄色くなりかけている銀杏並木を颯爽と抜けて見に行く。
これまで実際に雑誌でしか見たことがないいろいろな家具に実際にふれてみて、その探求の仕方が非常に東工大的だと思った。
家具を記号的に捉えることなく解体し、解体したものの意味を考えつつ、そこに時代的なもの(装飾的なもの)を重ねていくことで全くまだ見ぬ新しい家具になっていて、まさにタッチストン=試金石。
これがケースに入れられて飾られていたらその探求的姿勢が全く無意味になるところだったが、実際に座りながら伊東さんや多木さんの声を聞いていると、これはいい展覧会だと無性に思った。