頭を触られること

この1年はずっと地元の同じ美容院に通っていて、僕がそこに行くようになったのはそこが川沿いの公園に面した大きな硝子張りのビルの2階で、見える景色がとても気持ちよかったからで、もう1年同じ人に髪を切ってもらっているうちに、そこに生まれた信頼関係のようなものが僕の中で大きくなっていて、ふと気分転換をしたいとき、髪を切るという行為だけでなくて、頭を触られていることが心地よく思える。