日本美術が笑うオープニングパーティー@森美術館

crz_joe2007-01-26

いろいろとあって現場を見ていなかったので初めて会場を見る。
細かいところ、直したいところがいっぱいあるけど、自分の責任もあるのでまあ仕方がないとして
現場をすっ飛ばしてものが出来てしまっているというのは不思議な感覚。


埴輪、仏像から洋画まで、そのものが笑っていたり笑える絵巻物だったり
笑いに関する展示品は多岐にわたっていてしかも扱いがデリケートなので結構苦労した。


普通なら大きな硝子ケースにまとまって入ってしまうような作品を
見る人と作品との間にそれぞれあるはずの奥行きをしっかりとデザインしようという話になった。
なので章ごとに作品の見せ方は結構変わっていて、ひと言では言い表せない部分も多いけど
それぞれの奥行きに対してエコムス提供のアルミを効果的に使うことでまとまりをつくっている。
常に次の章の展示空間が見えるようにシークエンスをコントロールすることで
展示全体の奥ゆかしさもデザインしている。
全体として作品を見るという体験が楽しくなったんじゃないかと思う。
厳しい批評お待ちしております。