ウェブ進化論/梅田望夫

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
Web2.0と呼ばれる「総表現社会」が可能にする新しいインターネット社会を分かりやすく解説する。アマゾンがシフトしてきたようにネット販売業から無数の小売店を束ねるためのテクノロジーを構築することによって、これまで商品全体の20%が利益を上げていたマーケットの理論が、取るに足らない80%の方にシフトしてきているらしい。
でもいろいろな人がコミットできるシステムを構築することって結構大事で、建築の現場監理とかもしかすると変わっていくかもしれない。
たとえば誰でもアクセスできてコミットできるような掲示板に議題を上げて、電気屋、設計の設備担当、構造がそれに対する見解を上げていって、最終的に意匠と工務店がOKを出したら承認になるとか、そういう感じ。
カタログの整理とかでも実際は生き字引みたいな人が事務所にいて、そういう人に聞くのが楽なワケだけど、カタログを並べるときにジャンルごとに仕切り板をつくって、そこにどこどこのこれがいいとか、塗料のどこどこのメーカーでも木製サッシをつくっているからそっちも調べるべしとしとか書けるようになっていると、知識の積み重ねができて便利かも。