テレパシーまで

森美のコルビュジェ展内覧会に向かう地下鉄の中でickwさんと映画の話になり、
ickwさんが最近シンデレラマンの人の哀愁漂う感じが好きなんだよという話しをして
僕もああ。あれでしょグラディエーターの。と応じるのだが
二人とも全く名前が出てこなくて途方に暮れる。
なんとか映画のポスターを脳に描いてみたりとか予告編を脳の中で反芻してみたり
街の中にあふれているたくさんの文字の中にその欠片を探してみたりするのだが
いつまでたっても引き出しは開かなくて、
僕はもう少しで電車の中の知らない人に聞きそうになるのを必死に押さえて
おかげでもやもやとした感じが残る。