サマーソニック07/1日目

crz_joe2007-08-11

僕にとっての1年分の充電ピット、サマーソニック
今年もスペイン強盗被害者の会のasn氏とその友人と。
あまりの暑さで入場前にビールを空け
まずはBLUE MAN GROUP。

青い青ーいと大騒ぎしながら見るも
そのエンターテイナーぶりに次第に魅了される。
エアコンのダクトみたいなのとかよく分からないものを叩いて
音楽にするdrum'n bass。
いちいち細かい動作で笑いをとっていて
今そこにあるものを再解釈して違うものに見立てていくという
アートの心に大変あふれていた。
最後にはボーカルとしてなんと幸田來未が登場。
1曲だけのために幸田來未にギャラ払っちゃうなんてものすごいホスピタリティを感じる。
午前11時のスタートとしては最高。


続いて屋外に出て、自作のPVがyoutubeで散々話題になったOK GO!

多分マリンにいた誰しもがルームランナーを期待したと思うが
普通にロックバンドしてました。
屋外がとにかく異常な暑さ。


再び中に戻ってSHITDISCO

今の一番モードなロックの音。
普通にかっこいいんだけど危うさにかける感じ。


昼飯の段階でビールが4杯目。タイカレーを食べながらお笑いを見る。
ここ数年はがつがつとライブを見ないのでお笑いがメインになりつつある。
弾丸ジャッキー井上マーエレキコミックなどなど。
今年は冷蔵庫マンが相当ヒット。

ついつい最後まで見てしまいDEGITALISMを見逃す。


ビッチガールズバンドCSSを経て
今日のメインディッシュのひとつLCD SOUNDSYSTEM
ここでasn氏と別れて一人旅。

ストパンクリヴァイヴァルの立役者james murphyのソロプロジェクト
リフレインによって構築されることが音楽における意味の除去であるとすれば
その意味がなくなった状態から再び構築的にバンドサウンドとして音楽をつくろうとしている感じ。
めちゃめちゃ踊らされました。すごいかっこいい。


そのまま前列にいたらklaxonsがすごい混みよう。

ボーカルがなぜか車椅子で出てくるも
銀の衣装やら馬のかぶり物やらとにかく危うさというか華がある。
ステージ付近の盛り上がりがすごくて退散したけど
アルバム1枚であれだけキラーチューン連発できるバンドも
昨今なかなかなかった。サイケデリックポストロック。


トリは全く普段聞かないのに出演が決まったときから
なぜだか見るような気がしてならなかったTravis

成熟した安定感と伝統的なもののよさを大事にするUKロックバンド。
透明感のある声と耳に残るメロディ、
そして何よりボーカルのフランシスの穏やかで思いやりにあふれた人柄が
幕張メッセの天井高の高い空間をとにかく幸せで満たしていく。
トリは毎年迷うけどこの選択が今の自分の歳に相応しい音楽だったと思い
今年も素敵な音楽に身をゆだねられた時間に感謝する。


例年まれに見る満足度。って毎年思ってるんだろうけど。
明日もありますが。。