Mt.フジエコサイクリング当日

朝5時前に起きると太陽はまだ富士山の向こう側で、それでも曇/雨という天気予報を裏切って台形のシルエットが星とともに見えている。
富士山の周りを1周するという100kmのコースは風景に富んでいて、まずは坂を下って林の中を抜け、起伏に富んだまっすぐな道を一列に走る自転車の背中を見ながら走る。ひとつ山を越えると自衛隊の練習場となっている広大なススキの原に出て、僕は小学校の頃友達に連れられてこの場所で戦車に乗ったことを突然思い出した。
50kmを過ぎたところに最大の山場、高低差600mの籠坂峠を超える。夏にクロスバイクで富士5合目を登った経験からすると、新車(廃車予定)だと平均時速17kmくらいでスイスイ登れるので全く苦にならず、一気に下って山中湖で休憩しボスたちと合流する。
そこからは清水国明の「森と湖の楽園」でほうとうを食べたり、風穴に立ち寄ったり、
精進湖を一周したりしながら樹海をのんびりと抜け、最後は朝霧高原を時速60kmで滑りおりて14時半すぎにゴール。
漕いでいる間の平均時速が22.8kmという非常にエコなサイクリング