UKロック2008動向

youtubeを活用してまだデビューアルバムがリリースされていない今年のUKロックのバンドを
いくつか見てみた。


今年もそんなにstrokesのときみたいにシーンが動くことはなさそうで
踊れるロックがメインストリームなのは変わらなそうだけど
去年唯一エポックメイキングだと言えたのはBattles。


ただ少しプログレッシブ過ぎたBattlesの流れを分かりやすく引き継いでブレイクしそうなのがFoals

Foals/Balloons


とにかく弦楽器はへそより上で弾く、弦は1本ずつ使うみたいなスタイルの音。


その他の話題のバンドの音を聞いてみると一様に去年までと変わっているのが
激しく情動的なメロディ。
今年はどうやらエモなベクトルにシフトしていくみたい。
まずはcajun dance party

Cajun dance party/Amylase


Post Punk goes emo。名曲。


つづいてHarrisons

Harrisons/Dear Constable Video


リズム隊はPost Punkでリフレインもはっきりしてるけどemo。
だいぶ踊る路線から一線を画しつつある。


もう少しパーティぽいのがLos campesinos

Los campesinos/You! Me! Dancing!


へたれ絵のアニメが壮大で秀逸。


もっと純粋なロックンロールの分野でもエモ化は起こっているみたいで
今年相当売れそうなのがThe Courteeners

The Courteeners/What Took You So Long?


The Libertinesをもっとエモーショナルにした感じ。
最後にはやっぱりいい曲を書けるバンドが勝つ。


きりがないのでもうひとつだけ。もう少しPOP色の強いロックンロールなOne Night Only

One Night Only/You and Me


ボーカルちょっとクセがあるけどBrit Popの王道。
変わらない良さと新しさの同梱。


そんな感じで今年のロックはグリグリディスコサウンド路線から
その路線を踏襲しつつもメロディのある音
純粋なロックの楽しさに少しだけ立ち戻る感じになりそう。