SDレビュー2008

SDレビューとは何を評価する展覧会なのかというのがこの年になってようやく分かった。いつも設計なの?プレゼンなの?というところが曖昧だと思っていたけど、これは建築家の持つ世界観の表現が主題なのだ。
そういう視点で見ると土井一秀さんの風の谷のメーヴェな感じとか、いきなり鉄道模型をおいてしまう吉村真基さんとか、猫が彫り物として模型に表現されていた木村吉成+松本尚子さんなどがすごく印象に残った。
どういう世界が見えていて、そしてどういう絵をその上に描きたいのか。
そういうのってほとんど人間性に近いから、やっぱり年をとっている人ほど面白いと思ってしまう。