ラグジュアリー:ファッションの欲望@東京都現代美術館

まわりけっこうファッション系の学生みたいなおしゃれな子たちばかりなのに
自転車靴カチカチしながら見ちゃって結構恥ずかしい。


一品生産に限りなく近い服たちは
もはや僕らの日常と服の関係をはるかにこえていて
服を着るということに意味の再考を僕らに投げかけてくる。


建築脳からすると
コムデギャルソン的な体のラインを超えて形をつくってしまう
デザインの方向性には共感できない気がする。
誇大強調的なのはギリギリOK。
そういう点では一番ぐっとくるのはdior。
どの服も腰がくびれてるところw
肩を出させたら右に出ないのがイヴサンローラン


ファッションはこうしてみると社会と人との関係において
建築とかなり近いなと思った。


群集があれば必ず誰かが着ているユニクロの服をつくるハウスメーカーや街の設計屋がいて
それをユニクロじゃないようにアレンジするみたいな「匠」の人たちがいて
フォーマルなスーツをつくる地○設計みたいなところがいて
安い素材でも一品だけの服を作るマルジェラのような若手建築家たちがいて
ヴィトンやディオールプラダをつくる建築の巨匠たちがいる


といったように。