相対性理論+渋谷慶一郎@渋谷AX

crz_joe2010-03-13

会場でroundaboutな東工大の面々と遭遇w 
客層は男子多め。前座が二組。
最初のミカ・ヴァイニオ(PAN SONIC)+NHKは完全なノイズミュージックで
相対性の客層にどれだけ受けるの?とも思ったけど
ノイズ初体験の僕でも慣れると結構楽しくなってきて
どこまで自分が音楽として楽しめるのか問いかけながら体を揺らす。


続くいとうせいこう+DJ BAKUも結構面白くて
「悪の衝動があるならば善の衝動もあるはずだ」と、
いとうせいこうがクラブミュージックをバックにアジテートする。
そういうアティテュードは時代を象徴していると思うし僕は肯定派。


相対性はギターとベースの位置が普通と逆だったので最初すごい違和感があったけど
とにかくジャズ/ブルースをベースにしているギターの引き出しが多くて、
CDでは二本分入ってるギターの音が一本になっていても全然聞きほれられる。
神聖かまってちゃんみたいなレベルを想像していたのだが
予想以上に全然うまくて楽しい。


渋谷さんのピアノ/キーボードもすっごくよいんだけど
それだけだとやっぱり売れない音楽というか売れたら負けみたいな音楽で
それをAX満杯にするほどのポピュラーミュージックに引き上げているやくしまるえつこ
ゴスガールみたいな格好で小さな帽子を斜めに頭につけ
黒いストレートヘアーから耳だけ出して(萌)微動だにしないで歌うしMCもない。
この日歌以外で発したのは本編とアンコール終了時の「どうも。」と「ぐっない。」だけ。
でもときどき行儀よくおなかの前で組まれた手の位置が微妙に動いていたりして気になる。
きっと売れない芸術性をポピュラーにしている感じが東工大の人に受けるんじゃないかと
ふと思った。


もう一度見てもいいかなというバンドって音楽性以上に
どういうライブの空気をつくるかってところで決まると思うんだけど
これはこれですごく気になった。もう一度見たい。


そういえば最近声優の人がチャート上位の方に来るようになったけど
何故アニメ声で歌わないのかというのは非常に気になるところ。
相当人気が出ると思うのだけど。
最近はアニオタが高じて好きな声優とか出はじめました。痛い。