フセイン・チャラヤン展@東京都現代美術館

crz_joe2010-06-20

服飾デザイナーでありアーティストでもあるチャラヤンの個展。
デザインがあるストーリーに基づいて語られるのだけど
次第にそのストーリーの方が拡大していって
服の方が二次的なものになってくるところが面白い。
面白い反面我々建築をやっている人間にしたら
あるストーリーの元にそれを語りながら何かを作るというのはあたりまえのことで
逆に違和感がある。
何も語らずにつくれるという地盤は、服飾業界にはものすごいポテンシャルがあるということか。
でもそのストーリー作りのための副産品がメインになっちゃうみたいなことには
可能性を感じるかな。
そういう方向でアートらしさを出す建築家がいてもいい。