石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?@資生堂ギャラリー
とても面白かったし石上さんがいかに孤高の存在か良く分かる展覧会。
たとえば敷地境界からつくったらどうなるかとか
地形も一緒にデザインしたらどうなるかとか
建築を定義している前提からスタディしてみる作業たち。
それが細長い机に並べられて次々と展開していく。
ひとつひとつを突っ込み始めるときっとキリがないんだけど
たたみかけられることで左脳の思考が停止し右脳が喜びだす楽しい体験。
色紙と色鉛筆でここまでワールドを作れるのはすごい。
どれもかなり振り切れてる。
インセプションを見たときも思ったんだけど
左脳の思考停止になんか人類の新たなレベルがあるような気がする。
勿論そういうのを可能にするのは膨大で正確な左脳的な思考が積みあがった社会基盤なんだけど
それをざっくりまとめて感覚的に判断していくところに
新たなリアルが立ち上がるのではないか。
とは言え一方で仮想空間に石上ワールドをつくったらいいんじゃないかなあw
行ってみたい。
夢見る建築家展。10/17まで。