[日常]東工大初エスキス

坂本一成の担当する交番の設計課題で東工大エスキスを体験し、結構緊張した。すごく面白かったのは交番と 公衆便所を設計せよ、その他の機能を付随しても構わないという課題で、みんな交番と公衆便所をつくってくることだ。都立大だったらみんなまずプログラムの 問題として取り掛かってどうしたら面白くなるかを考えそうなところだ。全く違っていた。かと言って特にこれといった設計へのアプローチがあるわけでもない ところがまた面白い。僕から見たらなんとなくつくってなんとなくいいでしょ?って感じなんだけど、こういう風にできるところはさすがでもあり、当人たちが どこに面白みを見出して設計しているのか問いただしてみたくもなる。とはいえ、奥山信一はまだしもかずちゃんはそういったプログラムの可能性について絶望 しているというわけでなく、受け入れられたようにも思えた。まあただ僕自身は問題提起のない建築は考えられない人間なので、どれだけ批判されても意味の分 からないペシミストには断固として対抗する。
結局の所僕は権力アレルギーで、これだけ平穏な世の中でかつあれだけ不祥事を繰り返した警察権力というものに対して絶対的信頼を置いている人が信じられな い。いろいろと許容してやれるスマートさも大事だなあとも思いつつ、でも如何に頑張ってないかを主張するのもイヤなので、とりあえずは暑苦しい人でいる。