the WiLDHEARTS Live @赤坂BLITZ

今ならSTROKESで2年前ならat the drivinで7年前ならdizzy mizz lizzyで9年前ならoasisだったけど、5年前の僕が本当に好きだったバンドで3年位前に解散していたのがなんだかんだあって今回本当にオリジナル メンバーで再結成したTHE WiLDHEARTSというUKのバンドが来日し、僕は彼らが解散した日以来再び赤坂ブリッツへ今度は彼女と足を運んだ。
1時間半の満員電車縦揺れ状態を楽しんだ後に突然分かったことは、僕はどうも知る人ゾ知るみたいなコアなもの萌えするらしいこと。要するに実際すごくいい んだけどちょっとしたきっかけがなくてBIGになれずにいるみたいなのに萌え。そして類は友を呼びブリッツに集まった2000人がみんなそんなんなおかげ でライブはいつも異常に盛り上がりを見せるという循環。みんなBIGになって欲しいとか思いながら一方で客席との掛け合いの距離感の近さにどこかで今のま まいて欲しいと願う当然の心理。
ロックはこうあるべきだとメディアもレコード会社も跳ね除けてきた結果にある彼らの今の立場は決して恵まれたものでないにしても、そういう彼らを僕が非常 に敬愛してやまないのは建築論を語らない建築家を好きになれないのと同様の理由なのだと思う。そして例え自分らは売れなくてもいいものはいいと大々的にア ピールして、いくつもの若いバンドに光を与えてきた彼らにまた心からの敬意を。