ANDREW W.K. LIVE@赤坂Blitz

たまたま前日食った鰹のたたきが当たって最悪の体調の中、正直僕はそこまで好きじゃないんだけどこの異常に暑苦しい男が何故この時代にブリッツを2日抑えられるほど人気が出たのかに興味があったので、そのテンションの高さでは絶対に右に出るものはないと思われる鼻血男ことANDREW W.K.のパーティー(ライブ)に行ってきた。
僕としては彼は一生懸命やるんだけどダサいが故にウケちゃうコメディアンのような存在だろうと考えていた。ひたすらテンションが高くておもろいからみんな冷やかし半分で見に来てるんだろうと。
なんせWhen I start to party, we will party hardだからね。つまりこの場に来ている人って就職活動で学生時代何頑張りましたか?「パーティ一生懸命やりました!!」って言われて「採用!!」って言ってるみたいなもんだろうって。
ところがこのモッサいロン毛男の汗いっぱい含んだタオルが投げ込まれて女の子から黄色い悲鳴が上がるのを見るとみんなどうも僕みたいにちょっと引いた目で見ているというわけではなかったらしい。
かと言って冷めている中に実は熱いものを抱え込んでいる人たちにも見えない。
よく分からん。
それにしても異常に盛り上がった。僕も体調悪かったこともあってさすがにちょっとついていけずでした。ステージに上がった客の数が10人くらいはいたんじゃないだろうか。みんな汗だくのアンドリューと抱き合ったり握手したり中には肩車してもらったりしてるやつとかもいるし、終いには当のアンドリュー本人が客席にダイブしていたところを見るとそういうボーダーレスなところがこの男の最大の魅力なのだろうね。

ちなみにその彼がNEWアルバムについて語った文章が傑作なので併せて抜粋しておきます。
「このアルバムは、脇の下にある奇妙な物体みたいなもんなんだ。つまり、成長してるんだよ。幅が広がって成長してるけど、決して方向を変えてるわけじゃない。俺達は最高の曲を作るために繰り返し努力している。俺の音楽を知って人生が変わったと言ってくれる多くのファンのためにね。」

やっぱりおまえコメディアンじゃないのか?

まあ当分は見たくないですけど。。。

次はREEF4/11新宿!