天津高級住宅地計画

最近バイオリズムって割とあるんじゃないかと思ってて例えばこの日記を書くときも毎日でも書けるときとそうでないときがあって4月になっていろいろ新入生とか入ってきたりとかいろいろありながら何日も全く書けない日もある。


今僕以外のM1とブルガリア人のゲオルギは山本理顕が仕切っている天津の高級住宅地計画をやっていて、僕はガエのせいで干されているんだけどやっぱり気になってときどき横槍を入れるなどしていたのが、今日KYG氏がシュウカツで不在だった為に急遽参加し設計しレイアウトしてそのまま勢い余って工学院大学の山本研での打ち合わせにまで出てみた。


実は山本理顕って人は僕が学部時代の設計でもっとも影響を受けた人の一人で、それは彼が建築で夢社会を描ける最後の建築家だったからで、プログラムを操作して建築の周りに夢物語を描くやり方っていうのは都立大的だけど僕の中で未だに密かな萌え要素である。僕はデザインという概念を政治や経済も含めた社会全体の諸要素を反映したものとして認識しているので、とりわけこの戦争の後じゃ価値観を押し付けるという行為はますます嫌悪されるんじゃないかと心配になっているのだが、やっぱり都市計画を扱うときにはユートピアに対する情熱ってないとダメで、例え失敗するとしてもここしばらく多くの建築家がそうしてきたようにチャレンジしないでスカしているよりよっぽど価値がある。だって都市計画なんて人間社会という生き物を相手にしているという点では哲学みたいなものでさ、正解なんてきっとなくて、もしくは無数にあってそこに自ら足を突っ込んで汚れる工場長はリスペクトに値するじゃないか。


でもそんなのどうでもよくてさカッコよきゃいいじゃんてなあり方もすごくある意味人間的ですよね。欲望の問題だからね。