会津方面

3連休に入った途端都会の喧騒から逃げ出し会津高原のあたりに宿をとって特に何するわけでもなく自然を楽しんで目的と意味と結果を忘れたスローテンポな2泊3日なGW。

ところで高速道路って右側のが何となく速いけど僕は最近ゆったりと蛇行しているあのカーブの内側のレーンと外側のレーンを走るのでは相当距離に差があるのではないかと思っていて、例えば陸上のトラックの1レーンと8レーンでは400メートル走る間におよそ50メートルの差があるのだけど、そうやって考えると高速道路も内側を走った方が早いのではないかという気がしたので最近はなるべくなら内側を走るように心がけている。

岩のごろごろした川で川遊びでもしようと思ったら雪解け水が死ぬほど冷たくて仕方ないので川辺でのんびり横にでもなるのに寝床をつくろうと思ったら川辺の岩ってなぜか平たいものって結構あって、そういうのを集めてリラックスチェアをつくったら岩がぽかぽかして殊のほか気持ちがよく気づいたら日が沈んでいた。

東京のすっかり初夏めいた気候が頭にあって尾瀬とかもさぞかしいい感じだろと思って車を走らせてみたら東北の山奥と東京だから実際には結構タイムラグがあるものでついてみたらほとんど銀世界だった。仕方ないので雪の上でガスバーナーで湯沸かして紅茶入れて飲んだ。

とにかく休みだから何しようとかって思う貧乏性がいけないんだと思って何もしねえと決め込んでみたら、これは進歩なのか後退なのかよく分からなくなったけどでも積極的に後退することに新しい価値観を見出せるならそれでいいかと思って、伸びすぎた髪をバサバサと切った。