WATARIDORI/ジャック・ペラン

朝一で見たジャック・ペランのWATARIDORIは普段見上げるだけの存在である鳥を一緒に飛んで真横から撮ったり真上から撮ったりしていて我々よりももっと3次元的に世界を認識しているだろう彼らの日常を感じられるものすごい迫力のある映像だった。あれがCGじゃないのがすごいけど(ちょっとだけ混じっていて少し残念だったが)そのために鳥がカメラを向けても怖がらないようにを人間の手で育てるところから始めているところにもの凄い熱意を感じる。音声も字幕も殆どないんだけど細やかなストーリーが読み取れてそこがまた飽きさせない。群れで飛んでる鳥同士がちょっとぶつかってゆらゆらして「わーちょっと気をつけてよ。」みたいな感じ(想像)でちょっとカワイイ。ただもう30分短くてもよかったかな。休日をのんびり過ごしたい日とかには是非。


ギャラ間にも行ってきました。レトリックとか再解釈とか「あーもうめんどくせー。」と思ってしまう体験。その実相当計算されてるんだろうけどそれを見せないで行ける才能に感服。ただぼうっと見てるとキレイかっこいいだけで終わっちゃう。僕は彼らのデザインとは常にパラメータを少なくするということだと思うけど。