独検と観念的な話

独検の試験があって思った以上にいるわいるわ受験者。小さい子供から女子高生からおじさんまで。なんか必然的に想像させられるものがあって面白かった。


会場が早稲田の文学部で、文学部とかそういう実体のないものを扱う場って当然のようにいろいろな思想が蔓延ってて壁がマニュフェストでベタベタになっている風景を見ると東工大とは全く違っていて面白いのだが、そういうモチベーションってきっとその他の人からみたらそれだけでキモい文学部のみに通ずる社会性なのだろうし、そうやって観念だけに縛られて生きていけている人たちって逆にちょっと尊敬してしまう。


というかこの日記も充分観念的だよな。


彼女が今やっている仕事というのが納税をネット上でできるようなシステムらしいのだが、そうやっていろいろなことが人と顔を合わせないでできるようになると、顔が見えないだけにそれを管理し取捨選択しコントロールする人の存在が見えるとすごく居心地の悪さみたいなものを感じるという話になって、そういう面倒くさい所が全て機械やシステムによってコントロールできるように、つまり人間がネット上にフラットにレイアウトされるべくデザインしないといけないみたいなことを思って、そうやっていろいろな社会構造や概念もデザインの問題として考えてしまう方が観念的にも見えてくるものがいっぱいあるのではないかと思った。


それはそのままこのページのモチベーションでもあるわけ。