エッセン

ミュンスターの退屈な市街をうろうろしながらインフォメが開くのを待って、ボレス／ウィルソンの建築がどこにあるか分かるかと訪ねたが、知らんと言われて僕は彼等ほど地元に根付いた建築家もいないと思っていたのだが、そこで全然知られてない彼等って一体、、、と思う。
ドルトムントを経由してエッセンへ移動。目的はインゲンホーフェンのオフィスとアアルトのシアターで、おまけにツォルフェライン炭坑跡というバウハウス様式で建てられて40年前まで使われていた産業世界遺産を少し観光するつもりでいたが、この炭坑跡がめちゃめちゃかっこいい。
赤い鉄骨と赤れんがに統一された建物のデザインとロングスパンで飛び交うスロープやパイプの数々。以上にでかいスケールでそれが淡々と繰り返される風景の廃墟。思わず40年以上前の状況に思いを馳せたが、今は子供の遊び場にもなっていて、廃墟をバックにプールで元気そうに遊ぶ子供たちの姿が面白かった。その後、デュイスブルクを経てデュッセルドルフへ向かう。ユースのベッドに倒れ込んだ頃には歩き過ぎて足が完全におかしくなっていた