サイクリングの視点から

crz_joe2005-03-07

天気がよいのとsgyのチャリが空いていたのが幸か不幸か、uuuに連れられてサイクリングに繰り出せるのは勿論t師が出張でいないからで、空はひどく晴れていた。uuuは言わずとしれた自転車バカなのだが自転車で東京を動いているうちに東京を山の集まりとして認識できるようになったと言っていて、走ってみるとなるほど山というのは自転車にとっては避けたくなったり、降りるときにはすごく楽しかったり意識が強く向くわけでどこどこに山の頂点があってどこどこはこの山とあの山の谷底になるとか、そういう風に東京を認識できるようになるのがよく分かる。そういう意味では人の脚と都市の認識方法というのは強く関わっていて、たとえば都内で毎日車に乗る人や山手線近郊の人なら東京を円環状に把握していくだろうし、僕が昔運送屋のバイトでトラックの助手席に座っていた頃には首都高速とその出入り口で東京を把握していた。山手線の東や西に出たところに住む人なら東西方向に平行に走る何本かの路線をてがかりに東京を把握するだろうし、今の僕みたいに地下鉄を利用する人は点在する地下ネットワーク網へつながる穴(駅)のレイアウトを東京に重ねてみている。ただ地下鉄の場合はどの穴とどの穴がダイレクトにつながっているか把握し切れていないので何となく近いだろうと思っていると渋谷と六本木みたいに結構行きにくくて混乱したりすることになる。