記憶/港千尋

記憶―「創造」と「想起」の力 (講談社選書メチエ)
どんな瞬間にも記憶に頼っていない僕らは記憶というものを常に生成し続けているのと同義で、でも記憶力の悪い僕はこの人様のサーバのHDという実体のよく分からない場所を海馬のように記憶の型を作る場所として利用して更に細胞としてそれを保存しているので、もしこのサーバや僕のHDが全部吹っ飛んだりしたら、僕は一種の記憶喪失に近い状態になるのかとも思われたり思われたり。